【三陸】お酒が3倍美味しくなる!?海の珍味・ほや卵を作ってみた
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
今回は、加賀市のイオンで手に入れた「ほや」を扱います。
「海のパイナップル」とも呼ばれる珍味ですが、わたくし触ったこともさばいたこともありません。
でも、やります。困ったときは検索すればいいのですから…。
・ほやのさばき方を知りたい
・刺身以外の食べ方も気になる
・とりあえずお酒のアテがほしい
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください!
「ほや」とは?
ほや(海蛸、老海鼠)は、海に生息する脊索動物の一種です。
※フリー写真お借りしました えたばりゅさんによる写真ACからの写真
脊索動物についてものすごくざっくり説明すると、ウニやタコよりはヒトに近い生き物です。(あまり掘り下げすぎるとほや卵のことを忘れてしまうためご容赦ください)
今回使用するマボヤは日本各地の海に生息していますが、東北・三陸産のものが特に有名です。
三陸地方の珍味「ほや卵」を作ってみよう
新鮮なほやは刺身にすると美味しいそうですが、諸事情により購入日に料理できませんでした。
というわけで、今回は煮込み料理にします。
〈材料・道具〉
ほや…2個
ゆで卵…2個(好みによりますが、半熟~固ゆでの間くらいがおすすめです)
だし醤油…300ml
みりん…200ml
酒…100ml
※だし醤油・みりん・酒の量は、ほやの個数と鍋の大きさに合わせて調節してください。
つまようじ…数本
ほやをさばく
生まれて初めてほやに触れました。
ざらざらと固い手触りです。
ほやの上部にあるふたつの突起をよく見ると、中央についているくぼみの形が違います。
入水孔(十文字)
よく切れる包丁やキッチンバサミを使って、入水孔(十文字のほう)の出っ張りを切り落とします。
切り口からうまみ成分を含んだ水分(ほや水)が出るので、ボウルなどにあけておきましょう。
〈注意〉
出水孔(一文字のほう)を切ると、ほやの消化物がほや水にまざって美味しくなくなります!
ほや水がある程度出終わったら、外側の殻を根本方向に向かって切りましょう。
殻と身のすき間に指を差し込み、少しずつ身をはがしていきます。
身をゆっくり引っ張ると、殻がすぽっとはずれます。
入水孔の切れ目に刃を差し込んで縦方向に少し切り、表裏をひっくり返します。
ひっくり返して表側に出てきたはらわたを、きれいに洗い流します。
このとき、なるべく身がちぎれないよう注意しましょう。
ゆで卵を包む
はらわたをきれいに落としたら全体を表に返し、殻をむいたゆで卵を中に入れます。
卵を傷つけないよう注意しながら、つまようじでほやの身をとめます。
煮る
調味料を鍋に入れて軽く煮立たせ、ほやとほや水を入れます。
アクが出たら軽く取り除き、そのまま10分くらい弱火で加熱して火を止めます。
いざ、ほや卵実食!
つまようじをはずし、半分に切って器に盛ります。
ひっくり返してみると、海の生き物っぽい雰囲気です。
貝のように上品な味わい
貝に似た淡泊な風味とサザエを思わせるかすかな苦みは、酒のつまみに最適です。(夫談)
もしわたしが下戸でなければ、たぶんおちょこが止まらないと思います。
和風のだしがしみ込んだほやに卵の風味が加わり、まるでおでんのような味わいです。
…ということは、カラシつけても美味しいかもしれませんね。
まとめ
ほやは三陸・東北以外のスーパーではなかなか買えませんが、もし機会があればぜひ料理してみてください。
ほや初心者さんや買ってからちょっと時間が経ったほやを使う場合は、ほや卵のような煮込み料理にすると食べやすいでしょう。
追記(2020/7/14)
残った煮汁で。ナスの揚げ浸しを作りました。
ちょっとしょっぱめでしたが美味でした。
参考レシピ
真田式「ほやたまご」レシピ_伊達武将隊 | 伊達武将隊公式ブログ