【ビコールエクスプレス】唐辛子たっぷりの激辛フィリピン料理
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
突然ですが、この前ちょっとだけ使ったココナッツミルクの余りが冷凍してあります。
そして、別の日に使った豚肉の余りも冷凍してあります。
豚肉とココナッツ…
タイカレー系でもええけど、この前イエローカレー作ったから今日はビコールエクスプレスにしてみます。
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ビコールエクスプレスとは?
ビコールエクスプレスは、フィリピンの首都マニラとビコール地方を結ぶ国鉄の長距離列車です。
なんと、日本で使われていた中古寝台車がそのまま転用されたりもしたようです。
…しかし、ビコールエクスプレスは2012年の台風被害がもとで長期運休に入ってしまいました。
新しい情報が少ないのではっきりしたことはわかりませんが、まだ完全復活はしていないようです…
で、料理のビコールエクスプレスは?
食べるほうのビコールエクスプレスは、豚肉と唐辛子などをココナッツミルクで煮込んだフィリピン料理です。
ビコールエクスプレス(料理)は、ビコール地方出身のシェフが地元の郷土料理「gulay na may lada(「唐辛子と野菜」の意)」をマニラ向けの味にアレンジしたものが始まりと言われています。
シェフが料理名をどうしようか悩んでいたとき、たまたま厨房の近くを走っていたビコールエクスプレス(特急)が警笛を鳴らしたという理由で料理名もビコールエクスプレスになったそうです。
では、新幹線と在来線の音が聞こえるウチの台所でビコールエクスプレスを作ってみましょう。
ビコールエクスプレスを作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
本場のレシピよりもかなりマイルドめに仕上げてありますことをご了承くださいませ。ほんまはもっと青唐辛子入るねん。
〈材料(4人分)〉
豚肉…300gくらい
玉ねぎ…1個
にんにくみじんぎり…2かけ分
おろししょうが…大さじ1くらい
ししとう…1パック
ピーマン…3個くらい
サラダ油…適量
水…200ml
ココナッツミルク…200g
塩コショウ…適量
シュリンプペースト(※)…小さじ1/2
鷹の爪…小さめ1本 ※あれば青唐辛子2本をプラス
唐辛子系調味料(一味、七味、ラー油など)…適量
※シュリンプペーストはオキアミ由来の固形魚醤ですが、日本では入手しにくいので以下のもので代用しましょう。
・オキアミ塩辛(韓国食材店などでも入手しやすいようです〕
下ごしらえ
玉ねぎは薄切りに、豚肉は一口大に切ります。
ししとうとピーマンは、食べやすい大きさに切ります。
今回は残りもの事情により薄切り肉を使いましたが、ブロック肉を使うと本場っぽくなります。
具材を炒める
フライパンにサラダ油をひいて熱し、にんにくとしょうがを加えます。
香りが立ったら、玉ねぎを入れて炒めましょう。
玉ねぎがしんなりしてきたら、豚肉を加えてさらに炒めます。
煮込む
豚肉に火が通ったらココナッツミルクと塩コショウを加え、シュリンプペーストの代用調味料も入れて一度煮立たせます。
煮立ったらししとう・ピーマン・唐辛子類を加えて引き続き煮込みます。
ピーマンたちに火が通ったら、塩コショウ・唐辛子系調味料・魚醤系調味料などで好みの味に調えます。
ビコールエクスプレス実食!
もちろん、いつものジャポニカ米に合わせてもOKですよ!
…ファーストインパクトはココナッツミルクのまろやかな味わいですが、すぐにカプサイシンの刺激にやられます。なめたらあかん。
しかし不思議なもので、刺激に慣れてくるとなんとも美味しく感じられてどんどんスプーンが進むんです。
今回はししとうとピーマンメインでかなりマイルドに作りましたが、本場では豚肉と同量の青唐辛子を入れて作ることもあるのだとか。考えただけで汗腺全開になりそうです。
さいごに
今回はシュリンプペーストの代わりに干しエビやら魚醤やらを使いましたが、アンチョビペーストでもいいみたいですね。
家にあるものやそのへんのスーパーで売ってるものを適当に組み合わせれば、そこそこ本格的な味を再現できます。たぶん。
【参考】