【ぶり大根】ゲン担ぎメニューにもどうぞ!おいしい富山名物
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
寒くなってくると、北陸の飲食店や鮮魚売り場では「うまい寒ぶり」「〇〇港直送がんどぶりあります」などのフレーズをよく見聞きします。
ブランドもののぶりは目玉が飛び出るような値段がついていることもしばしばですが、ぶりあらならわりと手頃に購入できますね。
ぶりあらが手に入った!
冬の魚料理といえばやっぱりぶり大根やで
おいしいぶりを安く食べたい
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ぶり大根とは?
ぶりのあらと大根を甘辛く煮つけたぶり大根は、富山が発祥とされています。
北陸の秋冬はとにかく天気がよろしくないことで有名ですが、11~12月になると海が荒れて雷が鳴る日が増えます。
この時化(しけ)はぶりおこしと呼ばれ、寒ぶりシーズン到来のしるしとされているんですよ。
ぶりの呼び方で出身地がわかる!?
ぶりは出世魚であり、サイズによって呼び名が変わります。
たいていの地域では80㎝を超えると「ぶり」になりますが、80㎝未満のヤツは地域によってさまざまな呼称があります。
以下はほんの一例ですが、もっと細かく挙げるとこれだけで1~2記事書けそうなレベルになります。
20~40㎝
あおこ(東北)・わかし(関東)・つばす(関西、九州)・こぞくら(北陸)
40㎝~60㎝
いなだ(関東など)・はまち(関西)・ふくらぎ(北陸)・やず(九州)
60~80㎝
わらさ(関東、九州など)・めじろ(関西)・がんど(北陸)・まるご(山陰)
わたしは関西出身なので、もともとは「はまち」「つばす」などの呼び方になじみがありました。
が、結婚後関東→新潟→北陸と転居したためにあちこちの地方名がごっちゃごちゃになってしまいました。
…もう美味しければなんでもいいです。
ぶり大根を作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
〈材料(3~4人分)〉
ぶりのあら…500g
大根…500g(1/2~2/3本くらい)
水…400~500ml
料理酒…100ml
砂糖…大さじ2.5
醤油…大さじ3
塩(あら下ごしらえ用)…小さじ1
あらの下ごしらえをする
大きめのボウルにあらを入れ、全体に塩をもみこんで15分ほど置きます。
熱湯を全体にかけ、全体にいきわたるよう菜箸などでサッと混ぜます。
すぐに冷水にとり、血の塊やぬめり・ウロコを洗い流します。
大根をカット
大根は厚めに皮をむいて、3㎝くらいの厚さに切ります。面取りするかどうかはお好みで。
小さめであれば輪切りのままでもいいですが、大きい場合は半月型に切ってもよいでしょう。
煮る!
鍋に大根とあらを入れ、水と料理酒を入れて強火で加熱します。
アクが出てきたら、アク取りなどを使ってできるだけ取り除いておきます。
アクが取れたら落し蓋をして、中火で20分ほど加熱します。
砂糖を加えて鍋全体に行きわたらせ、落し蓋をしてさらに5分煮ます。
醤油を加えて鍋全体に行きわたらせ、落し蓋をしてさらに5分煮ます。
最後に落し蓋をはずし、焦げ付きに注意しながら5分ほど煮詰めます。
ぶり大根実食!
可能であれば、火を止めて数時間放置した後で温めなおしていただきましょう。
うお。
ハラス(腹部分、写真下にあるやつ)の脂ののり方が絶妙すぎて、つい変な声が出ました。
脳ミソも溶けるような、すばらしいくちどけでございます。
美味しいハラスばっかり集めてぶり大根にしたら…いや、こってりしすぎて途中で飽きるでしょう。
バイキングと同じで、もっと食べたいと思える段階で止めとくからいいんですね。
あっさりした背側にも、また違った美味しさがありますよ。
ちなみに、大根は2日目朝のほうがよく味が染みて美味でした。
さいごに
富山から離れますが…
新潟に住んでいた頃、佐渡のぶり祭りに行ったことがありまして。
その年は1本50円のいなだが大量に売られていたので、発泡スチロールのクーラーボックスに詰められるだけ買い込んで自宅に宅配してもらったのです。
翌日自宅に着いたクーラーボックスは、なんと底が抜けておりました。
宅配スタッフさん、申し訳ありませんでした。。。
いなだおいしかったです。はい。
【参考】