【バター茶&ツァンパ(?)】ミルクティーよりもスープ寄り!?チベットのお茶
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。今日はいろいろと用事があって、いつもより更新時間遅くなりました。
葱爆羊肉から3記事ぶりのアジア編ですが、今度はチベットのほうまで足をのばしてみます。グーグルマップ上で。
今回は、ハマる人はとことんハマると噂のバター茶にチャレンジ!
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
バター茶とは?
中国西部~チベット周辺の人たちが愛飲するバター茶は、碾茶(プーアル茶などを固めたもの)を煮出したお茶にヤクの乳とバターなどを加えて攪拌した飲み物です。
チベットでは、1日に何回もバター茶を飲むのが普通です。
もしチベットのお宅に招かれた場合、わんこそば並みのペースでどんどんバター茶をすすめてもらえます。
寒くて乾燥した環境で暮らすためには、身体をあたためる脂肪分と水分をしっかり摂る必要があります。
あたたかいバター茶をこまめに飲む習慣は、チベットならではの生活の知恵なんですね。
ツァンパってなんだ!
チベット人の主食であるツァンパは、はだか麦などを炒って粉に挽いたものです。
味や製法は日本のはったい粉に近いですが、チベットではバター茶とツァンパを一緒に食べるのが一般的です。
バター茶を作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
今回ははったい粉ではなく「かまし粉」を使っていますが、普通のはったい粉とほぼ同じような仕上がりだと思います。
プーアル茶を作る
鍋に水を入れて沸騰させ、ティーバッグを入れて煮出します。
牛乳とバターを加えて混ぜる
一旦火を止めてティーバッグを取り出し、牛乳とバターを加えます。
ハンドミキサーなどを使って、全体がまんべんなく混ざるまで攪拌します。
全体が均一になったら完成です。
バター茶&ツァンパ(?)実食!
まずバター茶。
…うん。
聞いていた通り、塩気強めで具がないミルクスープですねこれは。
もし「ミルクティーだ」って言って出されたら、100人中95人くらいが「うわっなんやこれ!」的な反応をするかと思います。
しかし、あらかじめ塩気があることを知っていれば結構おいしいもんです。
むかし「探偵!ナイトスクープ」で上等の茶碗蒸しをプリンと偽って食べさせる実験をやってましたが、それに近い感覚かと…。
続いて、ツァンパ(?)を練ってみましょう。
ネタの使いまわしか!と怒るなかれ、チベットではこのようにしてツァンパを食べるのが一般的です。
人によってはもっとやわらかいペースト状にして食べたり、粉をそのまま口に含んでからバター茶を飲んだりもします。慣れないとむせてえらいことになりそうです。
気になるお味は…
前回のかまし粉ペーストから甘味を抜いて、バターの風味と塩気を足した味です。
はったい粉を練ったやつに慣れてる方は、砂糖やはちみつを加えると食べやすいと思います。
さいごに
慣れない方にとってはかなり個性的な味のバター茶ですが、身体をあっためたいときにはちょうどいい飲み物ですね。
本格的なバター茶はちょっと…という方も、紅茶ベースのミルクティーに少しバターを加えるなどしてアレンジすると飲みやすいかもしれません。