【中華風おこわ】炊飯器でパパっと作れるごちそう
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
いま、チャーシューブロックの残りとぎんなんの残りととあるルートから入手したカグラモチ(もち米)がうちにあります。
これらの材料で作れるものといえば、中華街とかで売ってる中華風ちまき…ですが、今週は忙しくて包んで蒸す余裕がございません。
そんなわけで、ちまきに入ってるおこわをパパっと作っちゃいましょう。
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
中華風おこわとは?
今回作る中華風おこわは、肉粽(ròuzòng、いわゆる中華風ちまきのこと)の中身に近いものと思っていただければよいかと…
ちまきの中身だけを作るとなると、台湾風おこわ「油飯」に近いイメージでしょうか。
おこわ=もち米?
「中華風おこわ」なのに日本の話をします、すいません。
「おこわ」と名の付くレシピを検索すると、もち米(またはもち米とうるち米を混ぜたもの)を使って炊飯器で炊くごはん料理がずらっと並びます。最近はうるち米+切り餅で作るおこわレシピも増えてますねー
ところが、古い時代にはもち米やうるち米を蒸したものを強飯(女房言葉でおこわ)と呼んでいました。
100%うるち米だろうがなんだろうが、蒸してあれば強飯だったんですね。
ちなみに、現在のごはんのように生米に水を加えて煮たものは「姫飯」「強粥」などと呼ばれていました。
白米は長らく上流階級やハレの日向けの食べ物とされてきましたが、江戸時代になると町人・庶民の間でも現在に近いうるち米のごはんが普及しはじめます。
それにともなって、「おこわ=もち米を蒸したもの」という認識が広まりました。
1980年代に入っておこわモードつきの高性能炊飯器が登場すると、普通のごはんと同じ要領で炊飯器によるおこわ調理が可能になったのです。
中華風おこわを作ってみよう
今回は、こちらのレシピをベースにしています。
〈材料(2合分)〉
もち米…2合
チャーシューブロック…150gくらい
干ししいたけ…小さめ3つ(ぬるま湯でもどしておく)
※このぬるま湯は後で使います!
にんじん…1/4~1/3本
ぎんなん…10~15粒
ごま油…適量
【合わせ調味料】
しょうゆ…大さじ1
酒…大さじ1
オイスターソース…大さじ1
砂糖…小さじ1/2
下ごしらえ
もち米をとぎ、しばらく水につけておきます。
チャーシュー・しいたけ・にんじんは、0.5~1㎝角くらいに切っておきます。
ぎんなんは殻をむいて5分ほどゆで、薄皮をむいておきましょう。
合わせ調味料も作っておきましょう。
具材を炒める
フライパンにごま油をひいて熱し、にんじんとしいたけを入れて炒めます。
チャーシューを加えてさらに軽く炒め、合わせ調味料を全体になじませて火を止めます。
炊飯器で炊く
水気を切ったもち米を炊飯釜に入れ、とっておいたしいたけの戻し汁を2合の目盛りまで入れます。
具材とぎんなんを入れて全体を平らにならし、炊飯します。
中華風おこわ実食!
今回はカンタンバージョンなので、普通のご飯茶碗に盛り付けました。
油で炒めた具材とチャーシューが入っているので、和風のおこわと比べるとオイリーではあります。
しかし見た目のイメージよりもあっさり風味なので、単品で食べてもおかずと一緒に食べても美味しいです。ぎんなんもいい味出してる。
さいごに
今回はチャーシューメインのしょっぱめ味にしましたが、 うちに干しナツメがあるのでそのうち紅棗粽子(ナツメ入りちまき)にも挑戦できればと思います。
紅棗粽子には砂糖をつけて食べることも多いようなので、ごはんというよりデザートに近い感じになるのかな?
【参考】