【缶詰シロップ+りんごのコンポート】余ったシロップをデザートに有効活用
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
突然ですが、いただきもののでっかい桃缶のシロップが余りました。そのまま飲むにゃ甘すぎる。
そして、いま家には大量の加積りんごがあります。
そういうわけで、今回は簡単オサレなフレンチデザート「コンポート」を作りましょう。
りんごが甘くない!でも美味しく食べたい!
大量のりんご、すぐに食べきれないなー
缶詰のシロップ捨てるのもったいないなあ
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
コンポートとは?
コンポートは、果物などを水と砂糖で煮て保存性を高めるヨーロッパの料理法です。
ジャムと比べて砂糖の使用量が少なく、果物の形がしっかり残っているのが特徴です。
「禁断の果実」はりんごではない?
聖書を読んだことがなくでも、アダムとイブが「禁断の果実」を口にしてしまう話をご存じの方は多いと思います。
禁断の果実と聞いてまず思い浮かぶのがりんごですが、旧約聖書には「禁断の果実=りんご」とは書かれていません。
また主なる神は、見て美しく、食べるに良いすべての木を土からはえさせ、更に園の中央に命の木と、善悪を知る木とをはえさせられた。
女がその木(アキオカ注:善悪を知る木)を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。
この通り、現在われわれが禁断の果実(りんご)と認識している木の実は「善悪を知る木(の実)」と表現されています。
「善悪を知る木の実=禁断の果実=りんご」と解釈されるようになった経緯として、以下の説が唱えられています。
●ラテン語において「りんご」と「悪」はどちらも”malum”となるため、翻訳者が間違えた。あるいは、ダブルミーニングと解釈した。
●ミルトンの「失楽園」に「りんご」と書かれたことがきっかけ。
●現代英語の"apple"はりんごを指すが、古英語の”apple”はベリー類を除く果物全般を指していた。時代が下って"apple”がりんごのみを表すようになったため、善悪を知る木の実もりんごと解釈されるようになった。
ちなみに…禁断の果実は必ずしもりんごとは限らず、地域・時代によってはぶどうだったりトマトだったりすることもあるそうです。
コンポートを作ってみよう
〈材料(作りやすい量)〉
りんご…1個
フルーツ缶のシロップ…300ml
レモン汁…大さじ2
バニラエッセンス…2〜3滴(あれば)
りんごを煮る
りんごの皮をむいて8等分にし、芯を取り除きます。
鍋にりんごとシロップとレモン汁を入れて火にかけます。
シロップが沸騰してきたら弱火にし、20分ほどコトコト煮ます。
冷ます
りんごが少し透き通ってやわらかくなったら、火からおろします。
粗熱がとれるまで、しばらく置いておきます。
粗熱がとれたら、シロップ部分にバニラエッセンスを加えて全体を軽く混ぜます。
コンポート実食!
器に盛り付けます。
シロップを使ったのでコンポートとしては甘みが強めですが、レモン汁の酸味のおかげでほどよく風味が引き締まってます。
紅玉だったら、レモン汁減らしてもいいかも?
ベタですが、ヨーグルトと一緒に食べてもいいですね。
さいごに
砂糖の量にもよりますが、手作りコンポートは冷蔵で1週間くらいもちます。
あと、シロップごとフードプロセッサーにかけてピューレ状にするのもおすすめです。
そのままスプーンですくって食べてもいいですし、製氷皿にいれて冷凍庫に入れればシャーベットにもなります。
【参考】