【越前おろしそば】大根おろしが決め手の福井名物
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
少しずつ涼しくなってきましたが、やっぱり日中はまだ暑いですね。
今日の夕飯のメインはそばなので、自分の分はつめたい越前そばにします。
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
越前おろしそばとは?
福井県嶺北地方などで食べられている越前おろしそばは、大根おろしをのせた冷たいかけそばです。
大根の辛味をきかせてナンボなので、基本的にわさびは使いません。
本場では大根がおいしくなる冬のメニューとして知られますが、個人的には夏に食べても美味しいと思います。ただし、「質のいい夏大根が手に入ること」が条件です。
永平寺へ行ったらおろしそばを!
越前おろしそばは、永平寺門前の名物料理でもあります。
永平寺門前のおろしそばには、香りの強い地元産の在来種そば(レア!)が使用されています。
おうちでおろしそばを作る場合は、白っぽい更科そば系よりも黒っぽい田舎そば系をおすすめします。もちろん、更科そばで作っても美味しいですがね。
余談ですが、永平寺へ行くと京極先生の「鉄鼠の檻」を読みたくなります。
母所蔵の京極堂シリーズが実家にありますが、自分用のを揃え直そうかと考えたりもしてます。
コロナやらなんやらのせいでなかなか帰省できんし、帰省してもあのレンガ本をのんびり読む暇ないし。
本のことはさておき、今はそばを作りましょう。
越前おろしそばを作ってみよう
越前そばは前から何回か作ってるので、今回は我流テキトーレシピです。
〈材料(1人分)〉
そば…1人分(80~100gくらい)
大根おろし…150gくらい
※辛味大根などがおすすめですが、普通の大根でもOK
かつおぶし…ひとつかみ
きざみねぎ…適量
【つゆ】※あらかじめ合わせておく
めんつゆ(3倍濃縮)…50ml
水…100ml
大根おろしを作る
そばをゆでるお湯をわかす間に、大根おろしを作ります。
このとき、水気をしぼらないことがポイントです!
夏大根は、冬大根と比べて苦みが出やすいと言われています。
そして、大根の苦み成分が多く含まれる部分は皮の近くです。
よって、夏大根を使う場合は皮を厚めにむくことをおすすめします。
そばをゆでる
お湯が沸いたら、パッケージの表記どおりにそばをゆでます。
ゆであがったらざるにあけ、しっかり水でしめましょう。
もりつけ
少し深めの皿にそばを盛り付け、
食べる直前につゆ・大根おろし・かつおぶし・きざみねぎをかけて完成!
大根おろしの水気が加わってちょうどいい味になるよう、つゆをやや濃いめに作っておくことがポイントです。
越前おろしそば実食!
こんなかんじになりました。
大根おろしの固形部分と薬味とつゆを満遍なく混ぜながら、ちまちまと食べ進めていきます。
大根おろしのさっぱりした辛味のおかげで、わさびがなくてもしっかり味が引き締まりますね。
そうそう。
フツーの大根おろしでは物足りない方は、ぜひ越前坂井の「辛みそば」をおためしください。
お店で辛みそばをオーダーすると、「R-0(指定なし)」「R-12指定」「R-15指定」の辛さを選ぶことができます。※お店によっては1種類or2種類のみの指定となります
遠方の方には、辛味大根つき越前そばセットがおすすめです。
今はなんやかんやあってお出かけしにくいですが、お取り寄せグルメなら気軽に楽しめますね。
さいごに
この前おろしそばを作ったとき、たまたまうちにあった紫大根を使ったんです。
その結果ちっともゆめかわいくないパステルバイオレットの大根おろしができあがり、
さらに「かつおぶしたっぷり!」という欲求のまま大量のかつおぶしをぶっかけたため、
見るも無残なおろしそばができあがりました。
越前の皆様ならびに越前そばファンの皆様、すみませんでした。
【参考】