【炒りぎんなん】ぎんなんの里からこんにちは!シンプル美味しい南砺の味
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
今回のテーマは、クサくて美味しいぎんなんです。
わたしは昔からぎんなんが好きでぎんなん無しの茶碗蒸しに文句たれる子どもだったのですが、茶碗蒸しのぎんなんについては賛否両論あるようですね。
こんな話を振っておいて申し訳ありませんが、今日は茶碗蒸しではなく炒りぎんなんを食べたいと思います。
とりあえず酒のつまみが欲しい!
ぎんなんの炒り方がいまいちようわからへん
いろいろ手を加えるより、シンプルなのが好き
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ぎんなんとは?
ご存じの方も多いかと思いますが、ぎんなん(銀杏)はイチョウの種です。
もうすこし詳しく説明しますと…秋のイチョウ並木の下に散らばっているクッサイ実の中に種子が入っており、この種子の殻を割るとわたしたちが食べているぎんなん(胚珠)が出てきます。
クッサイ果肉を素手で触るとかぶれることがあるので、十分ご注意くださいねー!
ぎんなんの里・南蟹谷(みなみかんだに)
富山県南砺市・福光地域にある南蟹谷地区は、県内最大のぎんなん生産地として知られています。
かつて蓮如上人がこの地を訪れた際、村人にイチョウの種を渡して「イチョウの木を増やして、ぎんなんいっぱい食べなはれ」と植樹を勧めたと言われています。
山間部ならではの寒暖差によって実がしっかりひきしまったぎんなんは、「福光ぎんなん」として県内で広く親しまれています。
南蟹谷では毎年11月にぎんなんフェスタが行われ、新鮮なぎんなんやぎんなん入りお菓子などが販売される…はずですが、2020年開催分の情報が見つかりません。
どうやら、新型コロナウイルスのせいで中止になったようですね。くやしい。
炒りぎんなんを作ってみよう
〈材料(食べたい分だけ)〉
殻付きのぎんなん…食べたい分だけ
塩…ひとつまみ~ふたつまみくらい
殻に割れ目を入れる
ぎんなんの殻に割れ目を入れます。
くるみ割り器がない場合は、まずふきんやタオルで包んでからトンカチなどでゴンゴンやっちゃいましょう。
割りました。
炒る
フライパンにぎんなんを入れ、適量の塩をふります。
今回はふつうの塩を使っていますが、クレイジーソルトでも美味しいかもしれません。
フライパンに蓋をして、時々ゆすりながら5〜10分炒ります。
たまに殻を割ってあってもはじけることがあるので、蓋をすることを強くオススメします!
ほんのり焦げ目がついたら火を止め、皿にあげて粗熱をとります。
炒りぎんなん実食!
粗熱がとれたら殻をむき、薄皮もむいて召し上がれ!
ほくほくホカホカの炒りぎんなんは、水煮とはちがった美味しさがありますね。
ところで…炒ってる最中のぎんなんは7個ですが、炒り終わってお皿にのっけたぎんなんは5つしかありません。
それもそのはず、撮影中に次男(3歳)が2個も食べてしまったのです!
身柄確保された盗み食い犯は、あきれ顔の母を尻目にニッコニコしていました。
まぁ、美味しかったならええか。
さいごに
殻付きぎんなんをもっと簡単に食べたい場合は、茶封筒などに入れてレンジでチンする方法もおすすめです。
ただしこの方法だと中身がはじけてつぶれることがあるので、見た目を気にしない方向けかな?
【注意】
ぎんなんを一度に大量に食べると、中毒成分「ギントコキシン」の作用で嘔吐・けいれんなどの症状が出ることがあります。(ギントコキシンは加熱しても変性しません)
1日の摂取上限数についてはいろいろな意見がありますが、大人は 1日10個、子どもは1日5個くらいを目安にするとよいでしょう。