【グラニータ】余った缶詰シロップで作るシチリア風夏スイーツ
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
またしても、でっかい桃缶のシロップが余りました。
今回はコンポートになりそうな買い置きフルーツがないので、夏向けの氷菓にしましょう。
缶詰のシロップ、捨てるのもったいないな…
冷たいデザートが食べたい!
夏休みに親子で作れるレシピを探してます
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
グラニータとは?
シチリア発祥のグラニータ(Granita)は、ざらざらした食感が特徴の氷菓子です。
レモンや桃といったフルーツ系をはじめ、コーヒー・ミルク・チョコなどいろんな味のグラニータがあります。
フレンチコース料理などで出てくるグラニテ(Granité)は、グラニータを料理の口直し用としてアレンジしたものです。
グラニータは花崗岩!?
花崗岩と言えば、建物や墓石などでおなじみの御影石のことです。
この花崗岩をイタリア語で表すと「granito」、英語では「granite」となります。
では、花崗岩をアップにしてみましょう。
花崗岩は、マグマが地中深くでゆっくり冷え固まってできる岩です。
同じ成分のマグマが地表近くで急激に冷え固まると、見た目も名前も違う岩になります。
なんか料理ブログとは思えない解説になってきた…
グラニータも、何度かかき混ぜて空気を含ませながらゆっくり冷やして作ります。
もし一気に冷やしてしまったら、ただの固くて甘い氷になるはずです。
「granite」には「ざらざらした」という意味もあり、花崗岩もグラニータもゆっくり冷やすことで粒の大きいざらざら食感を楽しめるようになります。
あ、今のは半分ウソです。
花崗岩は食べられませんから…
グラニータを作ってみよう
分量はかなり適当です。
シロップの濃さやお好みに合わせて、材料の比率を調整してください。
〈材料〉
缶詰のシロップ…300ml
牛乳…200ml
バニラエッセンス…少々
もしあれば、白ワインやリキュールなどを加えても美味しいです。
軽く煮切ってアルコールを飛ばせば、お子さまや妊婦さんなども安心して食べられますよ。
材料を混ぜる
シロップと牛乳を合わせてよく混ぜ、さらにバニラエッセンスを加えて混ぜます。
バットなどに流し入れ、冷凍庫で凍らせます。
かき混ぜながらゆっくり冷やす
45分ほど経ったらいったん取り出して全体をかき混ぜ、もう一度冷凍庫へ入れます。
さらに45分ほど経ったら、また冷凍庫から出してかき混ぜます。
全体が凍ってシャリシャリになるまで、これを何度か繰り返しましょう。
すっかり固まると、こんな感じになります。
グラニータ実食!
好みの器に盛り付けます。
牛乳とシロップを混ぜた段階では強めの甘味を感じましたが、よく冷やしたおかげですっきりした味になっています。
「市販のバニラアイスやミルクアイスはこってりしすぎ…」という方も、これならいけるかと。
粒感しっかりめのサクサク食感は、普通のかき氷をもう少しソフトにしたような感じです。
一定時間ごとにかき混ぜなければならないのは手間ですが、これならかき氷器がなくてもかき氷気分を味わえそうですね。
さいごに
グラニータは、はちみつ+レモン汁+水や市販のジュース類でも問題なく作れます。
柑橘系風味にする場合は、レモンスライスをトッピングしてもいいですね。
↓おまけの失敗写真
【参考】