【飛騨高山】山里の素朴な飯テロ・朴葉みそ
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
アキオカ家の秋といえば食欲の秋ですが、芸術の秋(芸術的な食べ方の研究)も読書の秋(レシピ本漁り)も行楽の秋(各地のグルメ探訪)も満喫するつもりです。もちろん、3密は避けますよ。
あと、スポーツ(食べる前の腹ごなし)も楽しめればと思います。すごい運動音痴ですが…
さて今回のネタは、以前飛騨高山のどこかで買っておいた朴葉みそセットです。
とりあえず牛!
気分だけでも、GoToキャンペーンに乗っかりたい
少ない肉をゴージャスに食べるにはどうすれば…
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
朴葉みそとは?
飛騨高山(岐阜県北部)の郷土料理・朴葉みそは、朴(ほお)の葉に味噌と具材をのせて焼いたものです。
朴葉みその起源
寒さが厳しい飛騨高山では、冬の保存食として漬物が大事にされていました。
少ない食材を活用しつつ食卓に変化をつけるため、凍った漬物を焼き溶かして味噌をつけながら食べたのが朴葉みその始まりと言われています。
1年中新鮮な食材が手に入る現在は、凍った漬物の代わりに山菜・きのこ・肉(飛騨牛)などをのせた朴葉みそが好まれています。
で、朴葉ってなんじゃいな?
朴(ホオノキ)は、全国各地に自生する落葉高木です。
大きく分厚い葉には殺菌作用があり、乾燥した葉(落ち葉)は火にも強いため、食べ物の包装材や食器代わりに用いられます。
そういうわけで、「包(ほう)」が転じて「ホオ」という名前になったのだとか…(諸説あり)
朴葉みそを作ってみよう
今回は、朴葉2枚と調味みそのセットを使います。
〈材料(2食分)〉
朴葉みそセット(朴葉2枚・調味みそ2食分)…1袋
お好みの肉(薄切り牛肉がおすすめ)…200gくらい
お好みのきのこ・野菜(今回はしいたけ)…ふたつかみくらい
きざみねぎ…好きなだけ
バター少量(お好みで)
【セットを使わない場合は…】
朴葉(通販などで入手、またはそのへんで拾ってくる)…好きなだけ
調味みそ(みそ:料理酒:みりん=3:1:1)…100~120g×人数分
お好みで粉山椒・おろししょうが・刻みにんにく・七味唐辛子などを追加
具材と薬味のチョイスはお好みでどうぞ!
朴葉と具材の下ごしらえ
朴葉を取り出し、しばらく水につけてやわらかくしておきます。
朴葉がやわらかくなる前に、具材を一口サイズに切ってしまいましょう。
調味みそを手作りする場合は、材料をあらかじめよく混ぜておきましょう。
焼く!
フライパンにアルミホイルを敷き、その上に朴葉をのせます。
もしお持ちであれば、焼き網を使うとより本格的になりますよ。
調味みそ1食分(半量)を朴葉にのせ、その上に具材・きざみねぎ・バターを並べます。
フライパンの蓋を閉め、弱火~中火でじっくり加熱します。
肉に火が通ったら完成!
2食分以上作る場合は、ホットプレートを使ってもよいでしょう。
朴葉みそ実食!
洗い物をラクにするためホイルごと皿に載せていますが、見た目重視の方はホイルを外して盛り付けましょう。
具材に適量のみそをからめ、ごはんと一緒にいただきます。
朴葉由来の香ばしさとバターの風味が加わった甘めのみそが、肉とごはんの美味しさを一気にグレードアップさせます。
朴葉みそを食卓に出すとついつい箸が進んでしまうため、お米の蓄えが少ない家では敢えてみそを入れずに食べたのだとか…うーん納得!
そして、最後にちょっと余ったみそは…
余すことなくいただきます。
さいごに
今回はセットのパッケージ写真と同じ具材を使いましたが、朴葉みそに入れる具材は特に決まっていません。
薄切り肉やキノコがないときは、練り物類・蒸し野菜・刻み漬物・そのほか冷蔵庫の余りものなどを適当に入れてしまいましょう。(味噌と相性がよければ何でもOK!)
また作る機会があったら、とろけるチーズでものせてみようかな?
<参考>