【かまし粉】石川・白山初!はったい粉そっくりの「謎の粉」
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
先日、隣町・白山市の山奥で「かまし粉」なるものを入手しました。
懐かしのおやつとして有名な「はったい粉」に似ているらしいので、ひとまずはったい粉っぽく食べてみようと思います。
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
かまし粉とは?
かまし粉(かましいりこ)は、イネ科の穀物・シコクビエ(四石稗、または四国稗)を炒って粉にしたものです。
シコクビエはフィンガーミレットとも呼ばれ、アジア・アフリカの広い地域で栽培されています。
インドやスリランカではラギと呼ばれ、ロティ(チャパティ)の材料としてもおなじみです。日本国内のインド料理店ではあんまり見かけないかなぁ、ラギ入りチャパティは…
日本でも古い時代から栽培されていましたが、現在は中部・北陸・四国の山間部でわずかに栽培されているレア食材です。
「カモ足」→「かまし」
「かまし」という呼び名は、「かもあし」が訛ったものと言われています。
穂の形が、なんとなくカモの足に見えると思いませんか?
かまし粉の簡単かつ懐かしい食べ方
普段のレシピよりもかなりシンプルですが、もっともスタンダードかつ簡単な食べ方のひとつです。
器にかまし粉と砂糖を入れます。
少しずつお湯を注いで、好みの固さになるまで練ります。
好みの固さになったらできあがりです。
かまし粉実食!
あまり「映える」見た目ではないですが、少し香ばしい匂いがします。
子どもの頃ちょくちょくはったい粉を食べていたという母曰く、はったい粉よりは色が濃いそうです。
気になるお味は…
麦チョコの甘味を残したままカカオ成分だけを抜いて、ちょっと粉っぽさを足したような感じですね。
はったい粉を知らない長男も「これ結構おいしいんじゃない?」と言って食べてました。
かまし粉やはったい粉などの雑穀粉おやつはそこそこお腹にたまるので、ついスナックやスイーツをダラダラ食べてしまう人にもおすすめです。
カロリーや歯への影響が心配なときは、砂糖の代わりにはちみつで練ってみてもいいかもしれません。
さいごに
韓国旅行や韓国ドラマなどが好きな方はご存じかもしれませんが、韓国には雑穀などの粉をブレンドした「ミスカル」という自然食品があります。
ミスカルは牛乳や豆乳などと混ぜて飲むのが一般的だそうですが、かまし粉と砂糖orはちみつを牛乳に混ぜると似たような飲み物になります。これからの季節は、ホットにしても美味しそうですね。
もし可能であれば、きな粉やすりごまなどを加えるとよりミスカルっぽくなると思います。
そのほか、クッキーなどを作るときに小麦粉の一部をかまし粉に置き換えてもいいでしょう。
ほんとはチャパティにしてみたいんですが、チャパティにするには少なすぎるため今回は諦めました。