【なつかしの給食メニュー】サクサクやわらか!くじらの竜田揚げ
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
ひさびさのタイムトラベルごはんは、昭和の給食メニューとして親しまれたくじらです!(一部地域では、現在も給食にくじら肉が出ているようです)
わたし(30代、京都市出身)はくじら給食未経験ですが、細かいことは気にせず作ってみました。
くじら肉が手に入ったけど、食べ方がわからない!
給食で食べた竜田揚げが懐かしい…
生のくじら肉はちょっとクセが強いからなぁ…
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
「くじら肉といえば昭和の給食」と言われる理由
日本で本格的な捕鯨が始まった江戸中期から商業捕鯨が規制され始める1970年代まで、くじらは大衆向けの食肉として親しまれてきました。
1960年代には1人あたりのくじら供給量が牛・豚・鶏を上回り、大量かつ安定的に供給できたために学校給食にも取り入れられました。
くじらは美味しくなかった!?
くじら給食世代の方から、「くじらはまずい・固い」と言われることがあります。
当時の冷凍技術が未発達だった(流通中に鮮度が落ちた)ことや、安い代わりに固くて筋っぽい部位が給食に使われたことから、「くじら=美味しくない」というイメージが定着したのでしょう。
つまり、筋が少なくて新鮮な(またはきちんと冷凍・パッキングされた)肉を使えばくじら料理は美味しくなるはずです!
くじらの竜田揚げを作ってみよう
今回は、こちらのレシピをアレンジしています。
〈材料(2~3人分)〉
くじら赤身肉…200g
おろししょうが(チューブしょうがで代用可)…1かけ分
刻みにんにく(チューブにんにくで代用可)…1かけ分
片栗粉…適量
サラダ油…適量
レモン汁…適量
【A】
みりん…大さじ1.5
酒…大さじ1.5
しょうゆ…大さじ2.5
塩・こしょう…少々
くじらを一口大に切る
今回は、冷凍のくじらを使います。
くじらをひとくちサイズの薄切りにし、キッチンペーパーでしっかり押さえて水気をとります。
下味をつける
【A】を混ぜてつけダレを作ります。
つけダレにくじらを加えてしっかりなじませ、30分以上放置します。
衣をつけながら揚げる
フライパンに多めの油を入れ、170~180℃に熱しておきます。
くじらの水気を軽く切って、1枚ずつ片栗粉をまぶします。
くっつかないよう注意しながらくじらを入れ、きつね色になるまで揚げます。
衣をつけた状態で放置するとべチャッとしやすいため、1枚ずつ衣をつけながら揚げましょう。
くじらの竜田揚げ実食!
付け合わせにはキャベツの千切りが欲しいところですが、あいにくキャベツがなかったのできゅうりです。
うちの母(くじら給食世代)は「竜田揚げは固かった」と言っていましたが、サクサク衣の内側は思いのほかソフトな歯ごたえです。令和の冷凍技術万歳。
気になるお味は牛肉とレバー肉を足して2で割ったような感じで、下味を濃いめにしたおかげで臭みはしっかり消えています。
くじらには独特の風味があるため好き嫌いが分かれますが、レバー好きならたぶんハマるでしょう。
さいごに
くじらの赤身肉はレバーに似た味がする…ということは、レバニラならぬクジラニラにしても美味しそうです。
ただ「クジラニラ」だとなんとなく語呂が悪いので、「クジニラ」「ジラニラ」のほうが呼びやすいかもしれません。あ、ジラニラってなんか怪獣みたい…
…何言ってんだかわからなくなりましたが、あまり目くじらを立てないでいただけると嬉しいです。