【大阪】肉うどんーうどん=肉吸い
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
アキオカ家は全員関西人ですが、トラベルごはんにはまだ関西系メニューが出てきてへんやんか!
…というわけで、本日のテーマは大阪の「肉吸い」でございます。
肉が食べたいけど、あんまりこってりしすぎてるのはちょっと…
特売の薄切り牛肉、どうやって食べる?
肉うどん作ろうとして、うどん買い忘れました
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
肉吸いとは?
大阪の飲食店や居酒屋などでしばしば供される肉吸い(肉のお吸い物)は、肉うどんからうどんを抜いた料理です。
「大阪は遠いけど、自分で肉吸い作るのも面倒」という方は、お近くの串カツ田中で豆腐入り肉吸いをどうぞ。(実食済み)
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笑いの神からのありがたい啓示
いまから30年ちょっと前のある日、難波・千日前のうどん店を訪れた笑いの神こと花紀京氏が
「二日酔いであまりコッテリしたもん食べられへんから、うどん抜きの肉うどん作って」
とオーダーしました。
この肉吸いは口コミで少しずつ広まり、この方やこの方がメディアで言及したことで全国的に知られるようになりました。
そして、いつのころからか千とせで肉吸いを食べた芸人はブレイクするというジンクスも生まれたのです。
肉吸いを作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
肉の下ゆで
鍋にたっぷりの湯をわかし、沸騰したら牛肉を入れてゆでます。
全体の色が変わったら、ざるなどに一旦あげておきましょう。
軽く煮ながら味をつける
鍋をひと洗いして肉・水・料理酒を入れ、沸騰したら弱火にして10分煮ます。
強火でぐらぐら煮るとスープが白濁して違う料理(これも好物ですが…)みたいになるため、かならず弱火をキープしましょう。
白だしとみりんで味を調えます。
最後にきざみねぎを散らして、火を止めましょう。
肉吸い実食!
肉うどんからの派生料理だけあって香りは肉うどんそのもの、さながらうどん店にいるような気分でございます。
力強い牛肉の風味が加わった関西風だしつゆは、「ほれほれ、ごはんおかわりしてもええんやで?」と言わんばかりの恐ろしい美味しさ。
一方肉のほうはカスカス…などということもなく、ほどよい弾力と風味がしっかり残っており十分な食べごたえがあります。
これでもかといわんばかりの牛肉味でありながら、食欲がないときでもペロッといけそうなあっさり感が印象的です。さすが、飲みのシメに出るだけのことはありますね。
肉吸いが残ったら、残りごはんと卵を加えておじやにしても美味しいですよ。
ごはんが残っていない場合はうどんを…って、そりゃただの肉うどんやな。
さいごに
あ。
肉うどんのうどんなしが肉吸いということは、これ使ったら肉吸いも簡単に作れますよね。
簡単に肉吸いを作りたい場合は、お湯で溶いたうどんスープに下ゆでした牛肉ときざみねぎを入れるだけでOKですよ!