【牡蠣のジョン】ピカタのような天ぷらのような一品料理
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
前回のテーマはミヨッジュルゴリムチムでしたが、この日の主菜は牡蠣のジョンでした。
ええ、また牡蠣でございます。お徳用冷凍パックの残りです。
加熱用牡蠣がいっぱいあるで!
牡蠣料理が食べたいけど、フライはちょっと重すぎるかなぁ…
残った餃子たれのいい消費方法ありませんか?餃子以外で!
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ジョンとは?
韓国料理におけるジョン(ハングル表記:전、「チョン」とも)は、肉・野菜・魚介類などに小麦粉と卵をつけて焼いた料理です。
そうそう、日本人におなじみのチヂミもジョンの仲間ですよ。
チュソクのごちそう
チュソク(秋夕、旧暦8月15日)は、韓国においてもっとも重要とされる名節(祝祭日)です。
日本でいうところのお盆と中秋の名月を合わせたような行事で、旧暦8月14~16日はお盆休みならぬチュソク休みとなります。
当日は先祖を祀るために親戚一同が集まり、収穫したばかりの穀類やさまざまな料理・お酒を祭壇にお供えします。
で、セレモニー後の宴席にはジョンやらソンピョン(お餅)やらチャプチェやらセンソン(干し魚を蒸したやつ)やらシッケ(甘い飲み物)やらそりゃもういろんなごちそうが並びます。もちろんお酒も。
あと、地域によってはホンオフェも並びます。
ホンオフェの味を詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ。
よーしホンオフェかもすぞー…と言いたいところですが、
ホンオフェよりはやや刺激臭が弱い鮒ずしの漬け桶がうちのベランダにありますが、
今日作るのは牡蠣のジョンです。
牡蠣のジョンを作ってみよう
今回は、複数のレシピを参考にしています。
〈材料(2人分)〉
牡蠣のむき身(加熱用)…10~15個くらい
小麦粉…適量
塩こしょう…適量
卵…2個
ごま油…適量
【たれ】
酢
醤油(酢と同量)
いりごま(なるべくたっぷりめ)
唐辛子またはラー油(お好みで)
お好みできざみねぎ・にらを加えてもOK!
たれを作る
はじめに、たれを合わせておきましょう。
酢醤油がベースなので、市販の餃子のたれを活用してもいいですね。
牡蠣の下ごしらえ
今回は洗浄済みの冷凍牡蠣を使いますが、生牡蠣を使う場合は海水程度の塩水(※)でやさしく洗って汚れを落としておきましょう。
※水1000mlに対して塩30gくらい
キッチンペーパーで水気を切り、全体に小麦粉を薄くはたいておきます。
衣用の卵を溶き、塩コショウを加えます。
牡蠣を焼く
フライパンにごま油をひいて熱し、溶き卵にくぐらせた牡蠣を並べます。
弱火にして片面を2~3分焼き、ひっくり返して両面を焼きます。
焦げないよう注意しつつ、中までじっくり火を通しましょう。
牡蠣のジョン実食!
たれをつけながら、あたたかいうちにいただきましょう。
牡蠣はレモン醤油やポン酢と相性がいいので、当然酢醤油との相性もかなり高めです。
適度な酸味でさっぱり食べることができ、さらにパン粉たっぷりのフライと比べて胃腸に負担がかかりにくいので、こってりギトギト系が苦手な人でも食べやすいでしょう。
…このジョンとムチムが美味しすぎて、ごはんの減りがいつもより少し早かったようです。
手前味噌ですが、どっちもほぼ好みぴったりの味やったんです。ごっつぁんです!
さいごに
今回は牡蠣を使いましたが、いか・えび・ほたてや薄切り肉・きのこ・かぼちゃ・ズッキーニなどのジョンもおすすめです。
カロリーカットしたいなら、下味をつけたこんにゃくなども面白いかもしれません。
日本ほどポピュラーな存在ではないものの、韓国にもこんにゃくあるらしいですよ。
【参考】