適当なシーフードとトマトで作るペスカトーレ・ロッソ
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
先日、いきつけのスーパーでこんなものを発見しました。
吸盤だけのパックにお目にかかったのはおそらく初めてですが、使い道はいろいろありそうです。
あと、うちの冷蔵庫に使いかけの「金香いわしのオイルソース」が余ってました。
…ふむふむ、それなら今回はトラベルごはんイタリア編にしましょうか。
シーフードの大量消費レシピ希望!
ついでにトマトも余っちゃってる!
ワインに合うオサレメニューはないかいな…
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ペスカトーレとは?
パスタ料理の本場・イタリアにおいて、ペスカトーレは漁師風スパゲティ(Spaghetti alla pescatora)と呼ばれています。
ペスカトーレの原型は、北イタリアの漁師たちが売り物にならない雑魚や売れ残りの魚などをトマトで煮込んだ料理です。
もともとは煮物・スープ的な位置づけだったようですが、いつしかパスタやリングイネのソースとして使われるようになり現在のペスカトーレへと進化しました。
現在ではトマトを使ったものをペスカトーレ・ロッソ(赤)、トマトを使わず白ワイン・オリーブオイルで味付けしたものをペスカトーレ・ビアンコ(白)と呼び分けることも多いようです。
余談ですが、あさりなどの二枚貝をメインにするとボンゴレ・ロッソやボンゴレ・ビアンコになります。
ペスカトーレ・ロッソを作ってみよう
今回は、こちらのレシピをベースにしています。
〈材料(4人分)〉
パスタ…400g
塩…適量
オリーブオイル…大さじ2くらい
きざみにんにく…1かけ分
七味唐辛子…適量(または鷹の爪1本)
トマト…3~4個(大きさによって調整)
コンソメ…3個
水…300mlくらい
アンチョビペースト(ここでは金香いわしオイルソース)…ティースプーン山盛り1杯くらい
※普通のアンチョビを細かく刻んでもOK
料理酒(あれば白ワイン)…適量(フライパンにひとまわしくらい)
オリーブ…10個くらい
生バジル…適量(刻んでおく)
生タコ…1パック
冷凍あさりむき身…1袋(缶詰や生のあさりでもOK)
鯖缶…1個
風味付け用食材(あさり・甲殻類など)さえあれば、あとは好きなシーフードでOK!
材料をカットする
トマトをよく洗い、ざく切りにしておきます。
皮をむくかどうかは、お好みでどうぞ! (食感重視なら皮をむく、トマトの栄養素重視なら皮つきのまま)
材料を煮込む
大きめのフライパンにオリーブオイルを入れ、刻みにんにくと七味唐辛子を加えて弱火にかけます。
にんにくの香りが立ったら、トマトを水分ごと加えて炒めます。
トマトが少し煮崩れてソースっぽくなったらあさりと鯖缶を加え、鯖の身を一口サイズにほぐしておきます。
アンチョビペースト(金香いわしオイルペースト)・コンソメ・水・料理酒を加えます。
缶詰類の水分が多い場合は、水を少し減らして調節しましょう。
タコを加えてフライパンの蓋を閉め、タコに火を通します。
ソースとパスタを合わせる
輪切りにしたオリーブと表示時間より1分短めにゆでたパスタを加え、全体をざっとからめて完成です。
ペスカトーレ・ロッソ実食!
トマトを皮つきのまま使うとぺろんぺろんした皮が混ざりますが、見た目がアレな代わりに効率よくリコピンを摂れるでしょう。
まあ、このへんはお好みで…
とりあえずいただきます。
今回のペスカトーレ・ロッソでは、鯖缶がいい仕事してます。あさりと鯖缶を組み合わせたことで、またひとつ可能性の扉が開いたようです。
そして、タコの吸盤もいつまでもウニウニと噛んでいたくなる素敵な歯ごたえに仕上がっています。骨ガムもらって喜ぶワンコの気持ちがよくわかりました。
ただ小さいお子さまや高齢者の方などにイカ・タコ類を食べてもらう場合は、のどに詰まらないサイズに切ったほうが安心ですね。
残ったソースのアレンジ(未遂)
ソースが余ったら、残りごはんととろけるチーズを足してミニシーフードドリアにするつもりでした。
…あれれー?おっかしいぞー!?
今回は大人4人分の量を大人2人・子ども2人で食べたんだよね?
それなのに、どうして余らなかったんだろう?
さいごに
今回のペスカトーレ・ロッソにはあさり・タコ吸盤・鯖缶を使いましたが、ペスカトーレはもともと漁師さんの家庭料理なのでどんなシーフードを入れてもOKです。
もう少し経てばカニが美味しい季節になりますが、水の代わりにエビ・カニ類の殻ダシを加えるともっと美味しくなるでしょう。
【参考】