【ピーマンのファルス】日本でもおなじみの肉詰め料理
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
今日の夕飯は、長男からリクエストされたピーマンのファルス(肉詰め)です。
日本の食卓でもすっかりおなじみのこの料理、もともとはフランスのものらしいですよ!
野菜嫌いでも食べやすいピーマン料理を!
肉詰めピーマンをフライパンで焼くと、なぜか失敗しちゃう
おうちでできる創作フレンチレシピ希望!
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ファルスとは?
フランス料理におけるファルス(farce)は、野菜・肉・魚などの中に別の食材を詰めた料理の総称です。
「ピーマン嫌いの子どもにどうにかしてピーマンを食べさせるための料理」としておなじみのピーマンの肉詰めも、ファルスの一種です。
日本ではフライパンで焼くことが多いですが、今回はフランス風にオーブンで焼いてみましょう。
なおフランス語サイトには加熱済みの肉だねを詰めるレシピと肉だねを詰めてから加熱するレシピがありましたが、ここでは日本の作り方に近い後者を参考にしています。
あれもこれもファルスの仲間!
ファルスのようにある食材に別の食材を詰めた料理は、古くから世界各地で作られています。
身近なところでは、ロールキャベツ・サムゲタン・ソーセージ(腸詰)なんかもファルスの仲間と見なすことができますね。
和食部門ではいかめしやいわし明太(いわしのはらわたを取って明太子をつめたやつ)、それから過去に作ったこれ↓などもファルス系料理に当たります。
キワモノ部門では、アザラシの腹に海鳥を詰めて発酵させるキビヤックもファルス系と言えなくもない…?
キビヤックに興味がある方は、こちらもぜひどうぞ。
もやしもんは全巻ウチにありますが、語りすぎると本題を忘れるのでさっさと調理をはじめましょう。
ピーマンのファルスを作ってみよう
今回は、いろんなレシピを参考にしています。
〈材料(4人分)〉
ピーマン…6個
ひき肉…300g
玉ねぎ(みじん切りにしておく)…1/2個
★パン粉…1/2カップ
★牛乳…大さじ2
★溶き卵…1/2個分
小麦粉…大さじ1
☆パルメザンチーズ…大さじ2
☆白ワインまたは料理酒…小さじ1弱
☆にんにく(みじん切りにしておく)…1かけ分
☆ナツメグ(あれば)…適量
☆塩コショウ…適量
オリーブオイル(サラダ油などで代用可)…適量
下ごしらえ
玉ねぎのみじん切りを耐熱容器に入れ、レンジで3分ほど加熱して冷ましておきます。
★を合わせておきます。
ピーマンは縦半分に切り、種とワタを取り除いて洗っておきます。
ピーマンの水気をふき取り、小麦粉を全体にまぶしておきます。
肉だねを作る
ボウルにひき肉・玉ねぎ・ふやかしておいたパン粉を入れ、さらに☆を加えてよく混ぜます。
ピーマンに肉だねを詰める
大きいスプーンなどを使って、ピーマンに肉だねを詰めていきます。
ピーマンが結構デカかったので隙間ができてしまいましたが、なるべくぎっちり詰めましょう。
オーブンで焼く
耐熱皿の表面にオリーブオイルを薄く塗り、ピーマンを並べます。
180℃に熱したオーブンで、30分ほど焼きます。
ピーマンのサイズや個数に合わせて、焼き時間を調整しましょう。
ピーマンのファルス実食!
ヤケドに気を付けながら、なるべくあたたかいうちにいただきます。
見た目ではわかりにくいですがチーズの風味がけっこう強めに出ていて、何もつけなくても美味しくいただけます。
あとピーマンの苦みはほぼ完全に消えているので、苦いのがダメな人でも問題なく食べられるでしょう。
フライパンだと焼いてる途中に焦げて肉がくずれたりピーマンがはがれたりすることがありますが、オーブンならほっといてもそれなりにきれいに仕上がります。
ただしオーブンは予熱時間や焼き時間がかかるので、その日の気分やどれだけ料理に時間を割けるかによってどう調理するか決めてもいいかもしれません。
さいごに
今回はシンプルに作りましたが、もっとボリュームがほしい場合はピザ用チーズなどをトッピングして焼くのもおすすめです。
あと、残った溶き卵は付け合わせのスープに入れたり翌朝のフレンチトーストに使ったりするとムダになりませんね。