薄切り豚肉でコストダウン!本格派青椒肉絲(チンジャオロース)
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
今回は、回鍋肉を作ろうとして余ってしまったピーマンの救済レシピです。
なんだか中華ばっかり作ってる気がしますが、美味しいのでよしとしましょう。
ガッツリ濃い味の中華料理が食べたい!
安くてハデな料理を作りたい
夏バテしそう…ひどくなる前に何とかせねば…
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
青椒肉絲とは?
青椒肉絲(チンジャオロース)は、青椒(ピーマン、ししとうなど)と肉を細切りにして炒め合わせた料理です。
日本では牛肉を入れることが多いですが、中国では牛肉を使った青椒肉絲を「青椒牛肉絲」などと呼びます。
中国で「青椒肉絲」をオーダーすると、高確率で豚肉を使った青椒肉絲が出てくるでしょう。
青椒肉絲はどこの料理?
青椒肉絲は福建省発祥の料理とされていますが、現在は四川風や広東風の味付けが有名です。
日本ではオイスターソースを用いた広東風が広く知られていますが、豆板醤と花椒をぴりっと効かせた四川風も美味しいです。
四川風味付けはこの前の回鍋肉で採用したので、今回は広東風でいきましょう。
青椒肉絲を作ってみよう
今回はこちらのレシピをベースにしていますが、たけのこ水煮が売り切れていたためじゃがいもを使っています。
〈材料(4人分)〉
豚薄切り肉…300g
ピーマン…1袋(5~6個くらい)
可能であれば、赤ピーマンを少し加えると本場らしくなります。
じゃがいも…1個(たけのこ水煮1パックで代用可)
にんにく…1かけ
生姜…1かけ(今回はおろして冷凍しておいたものを使用)
片栗粉…大さじ1
ごま油…適量
【A】
片栗粉…大さじ2
醤油…大さじ2
料理酒(あれば紹興酒)…大さじ2
サラダ油…大さじ2
塩コショウ…適量
【B】※あらかじめ合わせておく
料理酒…大さじ2
砂糖…小さじ2
オイスターソース…大さじ2.5
醤油…大さじ2.5
粉末中華スープ…大さじ2
肉の下ごしらえ
薄切り豚肉をできるだけ細く切り、【A】を全体にもみ込んでしばらく放置します。
今回は豚肉を生の状態で切ったため不揃いになってしまいましたが、半解凍状態で切ると切りやすくなります。
ほかの材料の下ごしらえ
ピーマンとじゃがいもはできるだけ細く切り、にんにくはみじん切りにしておきます。
生姜は、みじん切りにするかおろしておきましょう。
ピーマンの切り方について
ここでは子どもの食べやすさを考慮して横方向に切っていますが、シャキシャキの食感を重視したい場合は縦に切りましょう。
【B】を合わせてよく混ぜ、片栗粉は同量の水で溶いておきます。
まず肉を炒める
フライパンに多めの油をひいて熱し、豚肉を入れて揚げ焼きにします。
全体がくっつかないよう、木べらなどで少しずつほぐしながら加熱しましょう。
肉に火が通ったら、いったんフライパンからよけておきます。
野菜を炒める
肉を炒めた油ににんにくと生姜を加えて熱し、香りが立ったらじゃがいも(たけのこ)を加えてサッと炒めます。
残った油が多すぎる場合は、キッチンペーパーなどに吸わせてから加熱しましょう。
ピーマンを加え、ピーマンが少ししんなりするまで炒めます。
肉をフライパンに戻して全体が均等になるよう混ぜ、さらに【B】を加えます。
【B】が全体にからんだら、水溶き片栗粉でとろみをつけて完成です。
いざ、青椒肉絲実食!
いつものネコ器に盛りつけて、さあいただきます。
肉と野菜を別々に炒めたことで肉の柔らかさが保たれ、野菜のシャキシャキ感とほどよい対比をなしています。
「シャキッ」と「ホクッ」を足して2で割ったようなじゃがいもも、たけのことはまた違った魅力を発揮しています。
今回は子どもでも食べやすいようソフトシャキシャキ(造語)にしていますが、縦切りにすればよりしっかりシャキシャキ(これまた造語)を楽しめるでしょう。
ご飯が進むしっかりめの味付けは、夏バテ防止と野菜不足解消にも役立ちそうですね。
さいごに
中国では、牛肉よりも豚肉を使った青椒肉絲が一般的です。
もちろん牛肉の青椒肉絲も美味しいですが、豚肉を使うことでよりローコストかつ本場らしい味を楽しめるでしょう。
また、ピーマンを油で炒めると苦みが少なくなります。
(ピーマンを横切りにすると縦切りより苦みを感じやすくなりますが、油を使うことで相殺できます)
ご家族のピーマン嫌い克服にも、ぜひ青椒肉絲を役立ててください。
<参考>