【ラタトゥイユ】体によくて気取らないフレンチメニュー
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
「野菜を1日350g摂りましょう」なんて言われますが、実際にはなかなかそうもいかないもんです。
目標達成に向けてサラダをたくさん食べるのもいいですが(ほどほどに!)、今回は野菜を切って炒めてトマト缶ぶち込んで煮込むだけのラタトゥイユを作ってみましょう。
たくさんの野菜を無理なく食べたい
冷蔵庫の余り野菜、いっぺんに消費できんかな…
どんな主菜にも合わせやすくて、おまけにオールシーズン作れるレシピ希望
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ラタトゥイユとは?
南仏の郷土料理であるラタトゥイユ(ratatouille)は、夏野菜をトマトと白ワインで煮込んだ料理です。
具材を煮込む前ににんにくとオリーブオイルでしっかり炒めて、うま味を引き出すのがポイントだそうですよ!
ラタトゥイユは「マズいメシ」だった!?
フランス語の「ratatouille」をグーグル翻訳にかけると、普通に「ラタトゥイユ」と変換されます。
「ratatouilleの定義」のひとつを翻訳にかけてみると…
上の画像「Ragoût grossier」の欄にある「VIEUX ET FAMILIER」は、「古い口語」を意味します。
ラタトゥイユはもともと一般家庭や兵隊向け食堂などで出されていたごった煮であり、「ネズミのエサみたいなマズいメシ」だの「粗末な料理の代名詞」だのえらい言われようです。
ところで、フランス+料理+ネズミといえば「レミーのおいしいレストラン(2007)」ですが…
映画の原題はそのまんま「Ratatouille」ですが、ネズミのレミーさんが作るネズミのエ…もとい、ラタトゥイユは絶品です。
今風に言うなら「映える料理」ですね。
今回は映画みたいにきれいなラタトゥイユを作れるシェフがいないので、ちょっとごった煮に近いほうのラタトゥイユで勘弁してください…
ラタトゥイユを作ってみよう
今回は、こちらのレシピをベースにしています。
〈材料(4人分)〉
なす…小さめ3個
パプリカ…1個
ピーマン…1袋(小さめ4個)
玉ねぎ…1個
エリンギ…1パック
ハーフベーコン…1パック
にんにくのみじん切り…1かけ分
コンソメ…1個
オリーブオイル…適量
トマト缶(ホールでもカットでもOK)…1缶(400g)
白ワイン、または料理酒…50〜100ml
ローリエ…1枚
塩コショウ…適量
※野菜の一部をズッキーニ・にんじん・セロリなどに置き換えてもOKです。
「これじゃなきゃダメ」みたいな決まりはないので、冷蔵庫の残り物をうまく使っちゃいましょう。
ズッキーニ入れたかったけど売り切れてました…
下ごしらえ
野菜類とベーコンは、2~3cm角に切ります。
固形コンソメは、粗く砕いておきましょう。
もちろん、顆粒コンソメを使う場合はこの工程はスルーで。
具材を炒める
鍋にオリーブオイルとにんにくのみじん切りを入れて熱し、香りが立ったら玉ねぎとベーコンを入れて炒めます。
玉ねぎが透き通ってきたらなす・エリンギ・ピーマン・コンソメを加え、しんなりするまで炒めます。
パプリカを加えて、さっと炒めます。
煮込む
トマト缶・白ワイン(料理酒)・ローリエを加えて軽く混ぜ、蓋をして弱火で15~20分ほど煮込みます。
ホールトマト缶を使う場合は、軽くつぶしてから使いましょう。
最後に味見してみて、塩コショウで味を調えます。
ラタトゥイユ実食!
野菜の甘味がうまい具合に出ていて、安定感のある食べやすさです。
ピーマンの苦みをかすかに感じますが、これもまたいい味ですね。(ピーマン苦手な人は他の野菜に置き換えてください)
名前や材料からして「いかにも洋食」なイメージが強いですが、和食や中華に合わせてもあんまり違和感ないと思います。
オリーブオイル→ごま油、コンソメ→鶏がらスープ+豆板醤or甜麺醤に置き換えて作ったらおもしろそう…?
さいごに
アツアツの煮物を食べる気になれない夏などは、冷製ラタトゥイユもおすすめです。
完成したラタトゥイユの粗熱をとってから冷蔵庫に入れれば、簡単に冷製になりますよ。
【参考】