ビールが3倍美味しいシリーズ(後編) 時短!ザワークラウト風キャベツ
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
前回はみんな大好きジャーマンポテトでしたが、せっかくなので野菜系の副菜も欲しいですよね?
ジャーマンポテトのベストパートナーといえば、これまたドイツでおなじみのザワークラウトです。
本式のザワークラウトは乳酸発酵させて作りますが、今回はそこまで手間をかけられないのでなんちゃってザワークラウトです。時短って素敵な言葉ですね。
簡単にできてしかもヘルシーなおつまみを希望
余ったキャベツ、どうしてくれよう…
アルコールは飲みたいが、胃腸もいたわってあげたい…
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ザワークラウトとは?
ザワークラウト(Sauerkraut)は、ドイツなどで食べられている酸っぱいキャベツの漬物です。
本場のザワークラウトは、ヨーグルトなどと同じように数日かけて乳酸発酵させます。
キャベツを乳酸発酵させた食品はヨーロッパ各地に存在しますが、古代ローマにはすでにザワークラウトの原型となる食材があったのだとか…
BELG@さんによる写真ACからの写真(フリー素材お借りしました)
身近なコレも意外なアレも!乳酸発酵食品あれこれ
欧米圏漬物界のエース的存在であるピクルスは、乳酸発酵させるものと乳酸発酵させないものの2種類があります。
本式のザワークラウトは前者に、今回のなんちゃってザワークラウトは後者に近いと言えるでしょう。
アジア圏でも、すぐき漬けやらキムチやらザーサイ(ここにも登場してます)やら数えきれないほどの乳酸発酵食品が普及しています。
↓コレらも乳酸発酵食品ですが、残念ながらウチでは再現できそうにありません…。
キビヤックやシュールストレミングほどのインパクトはないものの、現在ウチのベランダではふなずしが漬けられています。
これについては、また後日…。
ザワークラウト風キャベツを作ってみよう
今回は、こちらのレシピをアレンジしています。
元レシピではレンジを使っていますが、今回は鍋で蒸します。
大きめのキャベツを使ったため、耐熱容器に入りきらなかったのです…
キャベツを刻む
キャベツは芯を切り落としてよく洗い、やや太めの千切りにします。
キャベツを蒸す
キャベツを鍋に入れて塩と少量の水を全体になじませ、弱火~中火で蒸しましょう。
全体が少ししんなりしてきたら、ローリエを加えてさらに数分蒸します。
味をなじませる
かさが半分くらいに減ったら鍋のふたを開け、時々かき混ぜながら余分な水分を飛ばします。
砂糖と酢を全体になじませて火を止め、粗熱を取ってから冷蔵庫へ!
ザワークラウト風キャベツ、実食!
前回と同じ写真ですが、「ビールが3倍美味しいシリーズ」のフルメンバーが揃うとこんな感じになります。
とりあえず、一口めは野菜からです。
ただ酸っぱいだけでなく適度な塩気と甘みが感じられ、酸っぱすぎるのが苦手なわたしでも食べやすい味に仕上がっています。
敢えて日本の漬物にたとえるなら、はちみつ梅に近い食べやすさとでも言えばいいでしょうか。
ジャーマンポテトの合間にちょいちょいザワークラウトをつまむことでベーコン+ガーリックのこってり感が中和され、どんどん箸が進みます。
かさが減ってやわらかくなっているため、お酒と一緒にたくさんの野菜を無理なく食べられるのもいいですね。
さいごに…
本式のザワークラウトは数日かけて乳酸発酵させる必要がありますが、今回のザワークラウト風キャベツは砂糖と塩と酢があればすぐにできてしまいます。
キャベツを大量消費したいときや、野菜をたくさん食べたいけれどいいドレッシングがないときは、ぜひザワークラウトを作ってみてください。
もしザワークラウトが余ったら、ハムなどと一緒にサンドイッチに挟むのもおすすめです。