【打ち豆汁】ダイエット中の方にもおすすめの福井料理
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
我が家では以前からちょこちょこ打ち豆を使っていますが、ブログで取り上げるのは今回が初めてになります。
簡単・安い・美味しいの三拍子そろった打ち豆で、精進料理を作ってみましょう。
普段の食卓に、もっと手軽に豆を取り入れたい
寒い時期には、やっぱり具だくさんの汁物がええな
肉・魚が苦手だけど、栄養もちゃんと摂らないと…
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
打ち豆とは?
打ち豆は、水でもどした大豆を木槌などでつぶした食品です。
保存性が高く調理しやすい打ち豆は、豪雪地帯の貴重なたんぱく源として重宝されてきました。
あ、東北のほうにも打ち豆があるようですね。
仏事に欠かせない打ち豆汁
打ち豆は、多くの寺院の行事食にも取り入れられています。
報恩講や御正忌(※)では、お寺の檀家さんが食材を持ち寄って数十~数百人分のおとき(法要後に出す食事)を作ります。
おときは基本的に肉・魚を使わない精進料理であり、打ち豆・油揚げ・豆腐などの大豆製品が欠かせません。
こちらのサイトでも、打ち豆を使った精進料理が紹介されています。美容と健康によさそうですねー。
www.pref.fukui.lg.jp
※…いずれも、開祖の命日に行う大規模な法要のこと。報恩講というと浄土真宗が有名だが、ほかの宗派でも同様の法要を行う。(法要の名称は宗派・お寺によってまちまち)
打ち豆汁を作ってみよう
〈材料(4人分)〉
打ち豆…20~30g
その他の具材
・大根…10㎝くらい
・にんじん…1/2本
・きざみ揚げ…1/3袋
・里芋…4個
・長ねぎ…1本(長ねぎがなければ、きざみねぎでもOK)
顆粒だし…小さじ1.5くらい
水…700ml
味噌…大さじ2~2.5くらい
里芋の下ごしらえ
里芋をきれいに洗って耐熱皿に並べ、ラップをかけてレンジで加熱します。
加熱時間は里芋の個数やサイズによって変わるので、様子を見ながら少しずつ加熱しましょう。
ある程度粗熱をとってから、皮をむきましょう。
必要に応じて、食べやすいサイズに切ります。
他の材料を刻んでおく
大根・にんじん・長ねぎも、適当なサイズに切っておきます。
打ち豆の皮が気になる場合は、あらかじめ打ち豆を水につけておくと皮を取り除きやすくなります。わたくしあまり気にしないタイプなので、そのまま入れちゃいました…
材料を煮る
さっと洗った打ち豆と根菜類・水・顆粒だしを鍋に入れて、火にかけます。
しばらくすると豆のアクが出てくるので、軽くすくっておきます。
アクをとったら、ねぎときざみ揚げを加えます。
最後に、味噌を加えて味を調えます。
打ち豆汁実食!
いかにも精進料理っぽい見た目です。こんにゃくとか入れてもいいかも。
一言であらわすとシンプルな野菜系味噌汁味ですが、丸のままの大豆よりも豆らしい風味が強い気がします。
豆のほくほくした食感がしっかり残っており、 また根菜を多めに入れているので、これ1杯でかなりの満足感を得ることができます。さすが精進料理。
これなら、ダイエット中でも罪悪感なく食べられそうですね。
【既製品の打ち豆が手に入らない場合は…】
水戻しした大豆を木槌などでたたきつぶすかペンチでつぶすかして乾燥させると、自家製打ち豆ができます。
たたきつぶす際は数個ずつキッチンペーパーなどで包むかジップロックなどに入れ、できるだけ1回でつぶしましょう。
何度もゴンゴンたたくと、打ち豆というより砕け豆になってしまいます…
さいごに
打ち豆は、丸のままの大豆と比べて成分が水に溶けだしやすい性質を持っています。
そのため、打ち豆汁のように汁ごと食べる料理や炊き込みごはんのように汁が流れない料理に使うと効率よく栄養を摂れます。
【参考】