【高知】旬の地物をぜいたくに使用!ナガレコとツベタカの煮物
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
お盆休みに高知旅行へ行ってたんまりネタを仕入れてきたので、しばらく高知編が続きます。
なお、滞在先はソーシャルディスタンスを保ちやすいところを選んでます。
栄えある高知編トップバッターは、現地で「ナガレコ」「ツベタカ」と呼ばれている貝たちです。
とにかく貝が好き。
今夜のおつまみ、どうしよう?
シッタカ?塩ゆでしかしたことない…
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ナガレコとは?
ナガレコ(正式名称:トコブシ)は、アワビを小さくしたような貝です。
岩の上を流れるように動くことから「流れ子」と呼ばれていますが、高知以外の地域には「ナガラメ」「フクダメ」「ゴケンジョ」などさまざまな呼称があります。
生のナガレコは4~8月くらいに旬を迎えますが、アワビ系の貝は縁起物なのでおせちシーズンにもよく見かけますね。
そうそう、ナガレコやアワビは巻貝です。二枚貝っぽく見えますが…
ツベタカとは?
地域によって ニナ・バテイラ(馬蹄螺)・シッタカ(尻高)などいろーんな呼び名がある三角形の巻貝です。
「ツベ」は四国方言で「尻」を意味するそうなので、ツベタカもシッタカ系の呼称と思われます。
うちでは、このテの貝を「ニンニャ」(「ニナ」がさらに訛ったの)と呼んでいます。丹後(京都府北部)にいる祖母の影響です。
ナガレコとツベタカの煮物を作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
〈材料〉
ナガレコ、ツベタカ…あるだけ(サザエやアワビなどでもOK!)
料理酒…400ml
みりん…400ml
醤油…200ml
料理酒に貝たちを入れる
洗った貝たちと料理酒を鍋に入れ、弱火にかけます。
他の調味料を加える
料理酒がフツフツし始めたらみりんを加え、沸騰したら醤油を入れます。
煮汁が足りない場合は、貝の身が完全に浸かるよう調味料を足しましょう。(料理酒:みりん:醤油=2:2:1)
もう一度沸騰したら火を止め、数時間放置して完成です。
ナガレコ・ツベタカを実食!
まずはナガレコ。
ふっくらツヤツヤの身から、海の香りが漂っています。
殻をはずして、いただきます!
ほどよく柔らかい歯ざわりと、小さい身にぎゅっと濃縮されたうまみがたまりません!
ひとくちサイズで食べやすいので、「アワビよりナガレコのほうが好き」という人もいるほどです。
お次はツベタカです。
かなり奥まで身が引っ込んでいたため、貝の入り口をハンマーでたたき割りました。
取れぬなら 壊してしまえ ツベタカ貝!
千枚通しを使って、身をくるくると引きずり出します。
取り出せた身をパクリ。
第一印象は「いつまでも噛んでいたくなるほど頼もしい噛みごたえ」です。
淡泊でありながらどこかワイルドな風味も、シッタカ系ならではの魅力です。
肝部分も濃厚なお味で、ちぎれたのがなんとも惜しい!
サザエ系のような苦さがないため、お子さまでも食べやすいでしょう。
さいごに
わたしは下戸なのに、どういうわけか居酒屋のおつまみみたいなメニューばっかり作ってる気がします。まぁ美味しいからいいんですけども。
おつまみがあるならやっぱりお酒も飲まなあかんぜよ…と家族(高知人ではない)にリクエストされたので、恐怖の「べく杯」編に続きます。