【べっこうあめ】困ったときの強い味方!?懐かしい味のおやつ
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
今回のテーマは砂糖と水だけで作るお守り…もとい、美味しいおやつでございます。
急に「おやつちょうだい!」とおねだりされたときや、ちょっと口ざみしいときなどにも便利ですよ。
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
べっこうあめとは?
べっこうあめは、砂糖と水を煮詰めて作るシンプルな飴です。
祭りの屋台やら理科の授業やらのイメージが強いですが、商品化もされてますね。
口裂け女に会ったら、べっこうあめをあげればいい?
べっこうあめは、昭和50年代からたびたび噂になっている妖怪・口裂け女とかかわりが深い食べ物として有名です。
口裂け女の話の大筋は、だいたいこんな感じです。
道を歩いていると大きなマスクをつけた女性がやってきて、おもむろに「わたし、きれい?」と聞かれます。
んなもん知らんがな…と言いたいのをぐっとこらえて、以下のいずれかを選びます。
【以下、分岐ルート】
「はい、きれいです」
→「これでも?」と言いながらマスクを外し、耳まで裂けた口を見せてくる(この後どうなるかは諸説あり)
「きれいじゃないです」
→刃物を振り回されてえらい目に遭う
定められたアイテムや呪文を使用
→なんやかんやでうまいこと逃げ切れる
んで、わたしが子どもの頃(1990年代、関西)は「口裂け女はべっこうあめが好物であり、べっこうあめを渡すと夢中になってなめ始めるからその隙に逃げられる」という話がありました。
口裂け女って20代以上ですよね、その割には純粋というか単純というか…
このほかにも、地域や年代によっていろんなバージョンがあったようです。
・口裂け女はべっこうあめが大嫌いであり、べっこうあめを見せて怯ませると逃げられる
・べっこうあめ以外のお菓子(ボンタンアメ、金平糖など)で撃退できる
・べっこうあめだけでなく、ポマードや「犬」の字でも撃退できる
・100円玉を投げつけると拾おうとするので、その隙に逃げる
→理由はスペースインベーダーが好きだからとか…時代を感じますねえ
口裂け女がべっこうあめを好む理由ははっきりわかりませんが、昭和の子どもにとってべっこうあめが身近なおやつだったからでしょうか。
令和の時代に口裂け女と出会ってしまったら…
「こんな初対面のわけわからん奴より、AIのほうが的確に教えてくれると思いますよ」とAIが美人度を判定してくれるアプリをおすすめし、口裂け女がアプリをインストールしている隙に逃げるといいでしょう。
ただし「うるさい、ここWi-Fi飛んでないし今月はもうパケ死してんのよ!」などとキレられるリスクもゼロではないので、やっぱりべっこうあめを持っておいたほうがいいかもしれません。
べっこうあめを作ってみよう
そういうわけで、そろそろ真面目にクッキングします。すみません。
砂糖を煮溶かす
小鍋に材料をすべて入れてかき混ぜたのち、火にかけます。
フツフツいいはじめたら、弱火~中火でじっくり煮詰めます。
ときどき鍋全体をゆすりながら加熱しましょう。
型に流し入れる
全体がうっすら色づいたら火からおろし、型に流し込みます。
ここではシリコンカップを使っていますが、アルミカップなどでもOKです。
全体が固まるまで、そのまま放置しましょう。
早めに食べたい場合は、粗熱がとれたら冷蔵庫へIN!
べっこうあめ実食!
写真ではちょっとわかりにくいですが、うっすら金色に光っています。
久々に味わうべっこうあめは、余計な着色料や香料が入ってない分味わいがすっきりしている気がします。
昔オーブントースターでべっこう飴を作ろうとしてコゲッコゲの禍々しいダークマターを生成したことがありますが、今回はいちおう成功しました。
鍋で作ると加減を見ながら微調整できるので、失敗が少ないかもしれませんね。
あと3~4個くらい作ったはずですが、あっという間に子どもたちの胃袋へ消えてしまいました。
さいごに
今回は途中でおかしなノリになりましたが、身近なお菓子から歴史・文化をひもとくきっかけとしてスルーしていただけますと幸いです。
口裂け女に遭う心配がないときも、おやつ類がなーんにもなくて寂しい日やお子さまの自由研究などにどんどん活用しちゃってください。
【参考】