【信州のおやき・前編】普段のおかずにも応用できる具材づくり
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
わたくし信州のおやきが好きでして、長野方面に行くと高確率でおやきを買い食いしてしまいます。
最近はピリ辛ナスやチーズといったおもしろい具材もたくさん登場してますが、いちばん好きなのは野沢菜です。
おやつでも軽いランチでもいける便利な食べ物ってない?
いつものお惣菜をうまいことアレンジしたい
家族のための作り置きおやつ希望!
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
おやきとは?
信州(長野県)の郷土料理であるおやきは、小麦粉などの皮でさまざまな具材を包んだものです。
信州は山がちで稲作にあまり適していなかったので、米の代わりに小麦・そばなどを使った食文化が発展しました。信州そばも美味しいですね。
お盆といえばおやき
信州では、8月1日になると大量のおやきを先祖の霊に供えます。
8月1日になるとあの世とこの世を隔てる石の扉(たぶん千引の岩のこと)が開き、ご先祖さまがこの世に戻ってきます。
その際、おやきをこの扉にぶつけると扉が割れて通れるようになるとのことです。
イザナギが黄泉醜女(鬼)に桃を投げつけて追い払った話と似てますが、なんか関係とかあるんでしょうかね。
おやきの具材を作ってみよう
今回は、おやきに入れる定番の具材3種類を作ります。
おやき(皮)づくり以降は、後編をお楽しみに!
〈材料(作りやすい分量)〉
【切り干し大根の煮物】
切り干し大根…40g(あらかじめ水で戻し、戻し汁250mlをとっておく)
干ししいたけ…3~4枚(あらかじめ水で戻して石づきを切り落とし、戻し汁150mlをとっておく)
にんじん…1/2本
油揚げ…1/2枚
サラダ油…適量
顆粒だし…小さじ1
砂糖…大さじ2
醤油…大さじ3
【かぼちゃ】
かぼちゃ…1/4個
砂糖…大さじ1くらい
【野沢菜】
野沢菜漬け…1袋(150g)
ごま油…適量
醤油…小さじ1.5くらい
七味…適量(お好みで)
切り干し大根の煮物
戻した干ししいたけ・にんじん・油揚げは、なるべく細めに切っておきます。
切り干し大根が長いようであれば、適度な長さに切っておきましょう。
フライパンを熱してサラダ油をひき、切り干し大根以外の具材を入れて軽く炒めます。
全体に油が回ったら、軽くしぼった切り干し大根を加えてさらに炒めます。
干ししいたけ・切り干し大根の戻し汁と調味料を加え、汁気が少なくなるまで煮ます。
火を止めたら、数時間~ひと晩置いて味をなじませましょう。
かぼちゃ
種とわたを取ったかぼちゃを一口大に切り、ひたひたの水でやわらかくなるまでゆでます。
粗熱が取れたら水気をよく切って砂糖を加え、すり鉢やフードプロセッサーなどでつぶしながら混ぜます。
野沢菜
野沢菜漬けをしばらく真水につけて、塩抜きをします。
軽く塩気が残るくらいになったら水を捨ててよくしぼり、5㎜~1㎝くらいに刻んでおきましょう。
ごま油をひいて熱したフライパンに野沢菜を入れ、醤油と七味で味を調えながら軽く炒めます。
全体に味が回ったら火を止め、粗熱をとりましょう。
さいごに
いちいち中身を作るのが面倒だ!という方には、スーパーなどで買ってきたお惣菜をそのまま使う方法もおすすめです。
買ってきた惣菜の水気が多いときは、軽くしぼるか加熱して水分を飛ばすと扱いやすくなるでしょう。加熱する際は、焦げないよう気をつけて!
では、後編までしばしお待ちくださいませ。
【参考】