【ガドガド】残り野菜とピーナツソースで作るジャカルタ料理
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
前回に続き、今日も野菜系副菜がテーマでございます。
栄養バランスが乱れがちな年末年始こそ、無理なく美味しく野菜を食べられるメニューがおすすめですよ!
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ガドガドとは?
インドネシア語で「ごちゃまぜ」を意味するガドガド(gado-gado)は、インドネシアの屋台やホテルなどでおなじみの野菜料理です。
温野菜をメインとした具材に、ピーナツソース(ブンブー・ガドガド)をかけていただきます。
ピーナツ=貧しい人の食べ物だった!?
ガドガドはジャカルタ発祥の料理であり、gado-gadoという名称もベタウィ語(ジャカルタ語)に由来します。
で、現在のベタウィ語話者はオランダ植民地時代に東南アジア諸国からバタヴィア(現ジャカルタ)に連れてこられた労働者の末裔が中心です。
ピーナツがインドネシアに伝わったのは16世紀ごろとされますが、当時のヨーロッパ人は「ピーナツ=貧しい人の食べ物、または家畜のエサ」と考えていました。昔の日本における雑穀的存在だったようです。
そんなわけでかつてのガドガドは労働者向けの料理とされていましたが、現在はおしゃれエスニック料理としてじわじわ知名度を高めています。
フェイジョアーダやフィッシュ&チップスやそば粉のガレットなんかにも、似たような歴史がありますね。またそのうち作ります。
ガドガドを作ってみよう
今回は、こちらのレシピをベースにしています。
〈材料(2人分)〉
【具材】以下は具材の一例です。好きなものを好きな比率で使いましょう!
もやし
さやいんげん
キャベツ
トマトまたはプチトマト
にんじん
じゃがいも
ブロッコリーまたはカリフラワー
しめじまたはマッシュルーム
パプリカ
厚揚げ
ゆで卵
【ピーナツソース(ブンブー・ガドガド)】
無糖ピーナツバター(なければ普通のピーナツ)…60~70g
ココナツミルク(なければ牛乳)…大さじ2
砂糖(あれば黒砂糖)…大さじ1/2
レモン汁…大さじ1/2
ナンプラー…小さじ1
おろし(刻み)にんにく…小さめ1かけ分
サンバル(なければ豆板醤)…小さじ1/2
今回は、うちにあったサンバルを使います。
辛いのが苦手な場合は、サンバルを減らすか省くかして調節しましょう。
ピーナツソースを作る
普通のピーナツをフードプロセッサーにかけ、ペースト状にします。
あえて粒を残すか砕いたピーナツを最後に加えることで、食感が楽しくなりますよ。
ピーナツソースの材料をすべて合わせ、まんべんなく混ぜます。
温野菜を作る
加熱が必要な具材は一口大に切り、レンジで蒸すか少量の湯で蒸しゆでにします。
もやしを使う場合は、さっとゆでてシャキシャキ感を残すのがおすすめです。今回は使ってませんが…
ガドガド実食!
食べる直前に、ピーナツソースであえます。
…香ばしくてクリーミーなピーナツ味に絶妙な甘辛さが加わって、野菜だらけでも十分な食べごたえを感じられます。存在感強めの副菜が欲しいときにぴったりですね、たぶん。
蒸し鶏の裂いたのとか卵とか豆類とかを多めにすれば、主菜としてもいけそうです。
よりヘルシーにしたければ、きのこや葉物系を多めにするといいでしょう。しっかり水を切った固豆腐やさしみこんにゃくなんかもいけるかも?
さいごに
ブンブー・ガドガドの定番はピーナツソースですが、カシューナッツ・くるみ・アーモンドなどでソースを作ってもいいかも?
あと、ナシゴレン回に登場したクルプック(えびせんべい)を添えてもおいしいです。
【参考】