【麻婆豆腐】花椒後入れ方式だから、お子様と一緒に食べても安心
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。すいません、本業が忙しすぎたため月曜日にアップできませんでした。
先日、長男から麻婆豆腐を食べたいとリクエストされました。
「カーチャンが忘れんように」と彼が冷蔵庫に貼り付けたのは、こんなものだったのです。
とりあえずマーボー豆腐食べたい!
スパイシーなものが食べたいけど、家族が辛いの苦手で…
麻婆豆腐の素もいいけど、たまには一から作ってみてもええな
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
麻婆豆腐とは?
日本の食卓でもすっかりおなじみの麻婆豆腐は、炒めたひき肉と豆腐に花椒・唐辛子・豆鼓(トウチ)などで味を付けた料理です。
あばた面のおかみさんの豆腐料理
清代(1800年代後半)、四川・成都のとある食堂のおかみさんが豆腐で作った料理が麻婆豆腐の起源と言われています。
当初はお客さんが持ち込んだ豆腐と油を使って調理してもらっており、肉はオプション扱いだったようです。
この豆腐料理が美味しいと瞬く間に評判となり、中国全土からお客が訪れるようになりました。現代日本なら、SNSや食べ●グなどでバズる感じでしょうか。
そして、件の豆腐料理は「あばた(麻子)があるおかみさん(婆)の豆腐料理」を意味する「麻婆豆腐」と呼ばれるようになりましたとさ。
現在の感覚だとずいぶん失礼なネーミングですが、まぁ価値観が違ったってことで。
麻婆豆腐を作ってみよう
今回のレシピは、ずっと前から我が家で運用しているものです。
子どもが食べることを想定してマイルド味にしてあるので、もっと辛くしたい方は調理過程または食べるときに豆板醤や花椒を足してください。
〈材料(4人分)〉
豆腐(できれば木綿)…2丁
合いびき肉…200g
おろししょうが…大さじ1弱
刻みにんにく…1かけ分
きざみねぎ(わけぎ、あさつきなどでもOK)…1パック(50gくらい)
サラダ油…適量
甜麺醤…大さじ1
★豆板醤…小さじ1/2弱(お好みで調整してください)
★鶏がらスープ…大さじ1弱
★砂糖…大さじ1/2くらい
★しょうゆ(あれば豆鼓)…大さじ1弱
★オイスターソース…大さじ1弱
★水…400ml
片栗粉…大さじ1(同量の水で溶いておく)
ごま油…適量
花椒、山椒、ラー油など…好きなだけ
下ごしらえ
豆腐は一口大にカットし、1〜2分さっとゆでて水気をきっておきます。
肉みそを作る
フライパンにサラダ油をひき、おろししょうがと刻みにんにくを入れて熱します。
にんにくの香りが立ったらひき肉を入れ、色が変わってパラパラになるまで炒めます。
ひき肉に甜麺醤ときざみねぎを入れ、全体をよく混ぜて肉みそを作ります。
豆腐を入れて煮る
豆腐と★を加え、ひと煮立ちさせます。
全体がよく混ざり具材に火が通ったことを確認して水溶き片栗粉を加え、さっとかき混ぜてすぐに火を止めます。
最後に、香り付け用のごま油をひとまわしして完成!
麻婆豆腐実食!
単品で盛り付けてもいいですし、どんぶり白ご飯にのっけて麻婆丼にしても美味です。
盛り付け量が妙に少ないのは、夕飯タイムを待ちきれなかった長男がフライングして食べまくったためです。
トーチャンとカーチャンの分がちょっと少なくなったけど、そんだけ喜んでもらえるならまあええか。
で、気になるお味ですが…
なにもかけずに食べると、ほとんど辛味を感じません。甜麺醤の風味が前面に出てる感じですね。
これならお子様や辛いのダメな方、あと口内炎が痛い方などもイケるかと。
豆腐の食感もしっかりしてて、食べごたえありますね。
…うん。辛い。かなり北京の大衆食堂の味に近づいた。
冷たいお茶とごはんが美味しいわ。
花椒やラー油をかければかけるほど本場っぽい味になりますが、決して無理はしないでください。
さいごに
「豆鼓はないけど赤味噌ならある!」という方は、ぜひしょうゆを赤味噌に置き換えてみてください。
しょうゆでも十分美味しいですが、赤味噌のほうが豆鼓に近い味わいになりますよ。
【参考】