【焼きビーフン(炒米粉)】新竹米粉のあっさり系麺料理
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
今回のテーマは、時々無性に食べたくなるもののひとつ「ビーフン」です。
汁系ビーフンでもいいんですが、今日はベーシックかつ台湾風味(またか!)のビーフンにしましょう。
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ビーフン(米粉)とは?
うるち米のでんぷんを練って麺状に成型したビーフンは、東アジア南部~東南アジアで広く食べられています。
標準中国語の発音は「ミーフェン(mífěn)」であり、日本語の「ビーフン」発音は閩南語(※)のbí-húnに由来します。
中国・台湾のほかにも、タイのセンレックやベトナムのフォーなどさまざまなビーフン仲間がいますよ。
↓そうそう、これも米麺(ブン)ですね。
日本で米の麺が生まれなかった理由
日本でビーフンが食べられるようになったのは戦後であり、それまで国内には米の麺がありませんでした。なんでも、終戦後大陸から引き揚げてきた人がビーフンを伝えたのだとか。
ジャポニカ米は水分が多く粘り気が強いため、ビーフンのような麺を作るのに向いていません。もし普通のジャポニカ米でビーフンを作ると、麺どうしがべっちゃりくっついてしまうでしょう。
しかし、近年は粘り気が少ないジャポニカ米(あきたさらり)を使ったビーフンの開発が進められているようです。果たして、どんなお味になるんでしょうか。
炒米粉を作ってみよう
今回は、こちらのレシピをベースにしています。
〈材料(4~5人分)〉
乾燥米粉…300g
干ししいたけ…4~6個
桜エビ…1袋
豚薄切り肉…150g(切り落としでもこまでもバラでもなんでもOK)
にんじん…1/2本
玉ねぎ…1個
小麦粉…適量
フライドエシャロット、またはフライドオニオン(既製品があれば)…大さじ4
サラダ油…適量
★オイスターソース…大さじ2~
★しょうゆ…大さじ2~
★塩コショウ…適量
乾物類を戻しておく
しいたけは200mlの水で戻しておきます。もちろん戻し汁も使いますよ!
チャック付き袋にしいたけと水を入れ、できるだけ空気を抜いてチャックを閉じると、早めに戻りますよ。
小エビは、ひたひたの水につけておきます。
少し戻して戻し汁といっしょに調理することで、風味が出やすくなるとのこと。
ビーフンを水につけて20分ほどおき、固めにもどします。
その他の具材の下ごしらえ
※既製品のフライドエシャロットなどがある場合は、フライドオニオン調理のくだりをスルーして下さい。
玉ねぎは1/2個分を細切りに、もう半分は粗みじん切りにします。
にんじんと戻した干ししいたけは細切りに、豚肉は一口大に切ります。
粗みじんにしたほうの玉ねぎに小麦粉をまぶしてなじませ(撮影忘れ!)ます。
フライパンにやや多めのサラダ油をひいて熱し、玉ねぎを入れて低温でじっくり揚げ焼きにします。
きつね色っぽくなったらフライパンから引き揚げ、余分な油をきっておきます。
炒める
フライパンに残った油を少し残してふき取り、再び火にかけて細切り玉ねぎを炒めます。
玉ねぎがしんなりし始めたら豚肉を入れ、引き続き炒めます。
しいたけ・にんじん・えびと戻し汁2種類を入れてさっと混ぜ、★で味付けします。
固めにもどしたビーフンを入れてよく混ぜ、味をととのえて完成です。
ビーフンを入れた段階で一気に薄味になることも多いので、最後にもう一度味見して味を調えるとよいでしょう。焦げないよう、なるべく手早く!
炒米粉実食!
ビーフンをお皿に盛り付け、フライドオニオンをトッピングします。
小エビの色素がビーフンに移って、全体がピンクっぽくなってますねー。
要するにふつうの焼きビーフンなんですが、フライドオニオンの甘味とえびの香ばしさが前面に出ていてちょっと新鮮な味わいです。
今回はなるべくあっさりめに仕上げたかったので油気を最小限に抑えましたが、香ばしいのが好きな方は仕上げにちょっとごま油を足してもよいでしょう。
あとは、調理時にちょっとXO醤を入れたり食べるときにラー油をかけたりしても美味しいと思います。
さいごに
もともとのレシピがシンプルな家庭料理なので、「これを入れなきゃダメ」みたいな決まりごとは特にありません。
個人的に風味付け用具材(干ししいたけなど)はぜひ入れたいところですが、その他の具材は冷蔵庫の余りものや特売品などを自由に使いましょう。調味料もね。
あ、これニラと卵とナンプラーとむきえび入れたらパッタイになりますね。
【参考】