【木須肉(きくらげと豚肉の卵炒め)】あっさり美味しい山東料理
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
今回のテーマは中国料理ですが、和食…というより「家でいつも作ってる炒め物」に近いシンプル料理です。
安い食材でちゃちゃっとできるメインディッシュ希望!
きくらげ大好き!でもきくらげメインの料理って少ないよなー
「中華料理食べたい」って言われたけど、味濃いのはちょっとな…
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
木須肉とは?
山東料理のひとつである木須肉(Mùxū ròu)は、きくらげや豚肉などを炒めて卵でとじた料理です。
「ムーシューロウ」に近い発音ですが、「ムーシーロー」と呼ばれることもあります。
わたしの人生初木須肉は、王将の「肉と玉子のいりつけ」です。
山東料理の特徴でもあるシンプルな味わいは、和食に近い感覚で楽しめます。
名前の由来は、秋に香るあの花
木須肉は、もともと「木犀肉」という名前の料理でした。
黄色い炒り卵をキンモクセイの花に見立てて「木犀肉」と名付けられましたが、いつのころからか読みが似ておりより簡単な「須」の字があてられるようになりました。
お酒が好きな方なら、キンモクセイつながりで桂花陳酒を合わせてもいいかもしれません。
桂花陳酒は甘めなので、食前酒にするといいかな?
「下戸のくせに何言うとる!」というツッコミはご容赦くださいませ…
木須肉を作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
〈材料(4人分)〉
生きくらげ…100g ※乾燥きくらげを戻したものでもOK
豚こま…150g
小松菜…1袋
卵…4個(小さめなら5個)
片栗粉…適量
サラダ油…適量
ごま油…適量
【A】※あらかじめ合わせておく
オイスターソース…小さじ2
砂糖…小さじ2
しょうゆ…大さじ2
水…大さじ2
片栗粉…小さじ1
きざみねぎ…大さじ1~2
おろししょうが…少々
下ごしらえ
きくらげと小松菜は、食べやすい大きさに切っておきます。
豚肉を食べやすい大きさに切り、片栗粉をまぶしておきます。
卵を溶いておきます。
炒り卵を作る
フライパンに多めのサラダ油をひいて強火で熱し、溶き卵を流し入れてかき混ぜます。
固めに仕上げたらいったんフライパンから引きあげ、先ほどの耐熱ボウルに入れておきます。
他の具材を炒める
フライパンを再び熱し、豚肉を炒めます。
豚肉の色が変わったら、小松菜の茎部分を加えて炒めます。
小松菜の茎がしんなりしはじめたら、きくらげと小松菜の葉を加えて炒めます。
【A】を加え、全体になじませます。
炒り卵をフライパンに戻して軽く炒め、仕上げにごま油を加えます。
木須肉実食!
とりあえず、あたたかいうちに盛り付けます。
ボリュームのある卵と肉のおかげで食べごたえ十分、素材の味を活かしつつほどよくしっかりした味付けでまぁごはんがすすむことすすむこと。
油気は多いもののそれほど重さは感じず、きくらげのコリコリ食感もいいアクセントになってます。
木須肉はまごうことなき中国料理ですが、「八角ゴロッ!豆板醤ドバァ!五香粉ブワッ!これぞ中国の味!!」な味が苦手な方にもぜひ試していただきたい逸品です。
※五香粉を使うレシピもあるようですが、そんなに大量じゃないハズ…
さいごに
「いやいや、『これぞ中国の味』なコテコテ中国料理が好きなんじゃァ!」という方は、合わせ調味料に入れるしょうゆを老抽風ソースに置き換えてみてください。
老抽は甘めなので、老抽風ソースを使う場合は砂糖を減らしてくださいねー。
↓老抽風ソースの作り方については、こちらをごらんください。
【参考】