【けの汁】ご飯代わりになるほど具沢山!?青森・津軽の郷土料理
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
わあ、東北編ひっさしぶり!去年の10月以来ですね!
メインディッシュがちょっとささやかすぎる日やダイエット中でもたくさん食べたいときは、具沢山のけの汁をお試しあれ!
中途半端に余った食材たち、どう使おうか…
具沢山でヘルシーな汁物希望!
一度にたくさん作っておいて、後の手間を減らしたい
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
けの汁とは?
おもな具材は野菜・山菜・油揚げ・凍み豆腐・こんにゃく・大豆などですが、家庭によってさまざまです。
また、味付けも味噌仕立てとしょうゆ仕立てがあります。
小正月の料理
1月15日の小正月は、年末年始も忙しく働いたお嫁さんが実家でゆっくり休める日でした。
自分がいない間家族が困らないようにとお嫁さんが作り置きしていった料理が、現在のけの汁のもとになったと言われています。
ところで…けの汁の具材は、根菜類や保存のきく食材がメインですね。
これは、冬の津軽では新鮮な食材が手に入りにくかったためと思われます。
缶詰が普及した大正~昭和以降は、鮭缶やたけのこ缶などを使うこともあったでしょう。たぶん。
けの汁を作ってみよう
今回はこれらのレシピをベースにしていますが、うちにあるもので適当に作ってます。
〈材料(5~6人分)〉
大根…1/4~1/6本
かぼちゃ…1/8個
にんじん(小)…1本
こんにゃく…1枚
打ち豆…25g ※大豆の水煮でもOK
油揚げ…1枚
ぜんまい水煮…1袋
干ししいたけ…5個(ぬるま湯でもどしておく)
しいたけの戻し汁+水…合計1200ml
ほんだし…小さじ1強
みそ…大さじ6程度(お好みで)
※今回は買い置きがなかったので省略しましたが、ごぼうや高野豆腐があればぜひ!
※打ち豆って青森にもあるんやろうか…?
具材を刻む
具材をすべて1~3㎝角に切ります。
これが結構大変ですが、刻んでしまえばあとは簡単なのでがんばって!
煮込む
刻んだ具材と打ち豆を鍋に入れ、顆粒だしとしいたけの戻し汁+水を加えて火にかけます。
根菜に火が通ったら、みそで調味して完成です。
けの汁実食!
けの汁は本来作り置き用メニューなので、できたてはもちろん温めなおして食べても十分美味しいです。
めちゃくちゃインパクト強い味というわけではありませんが、干ししいたけとぜんまいの風味でホッとする味わいです。こういうのを滋味って言うんですね。
根菜由来の炭水化物とビタミン類に大豆たんぱく、さらにローカロリーなこんにゃくを一度に摂れるので、1杯でかなり満腹感を得られます。
これなら、たくさん食べても罪悪感ナシですね。
さいごに
今パパっと思いついた、けの汁アレンジ案です。
作り方に決まりはないので、冷蔵庫に余ってるものや好きなものをどんどん使ってしまいましょう。
けの汁には↓これらの料理に近い雰囲気がありますが、 「(大家族や報恩講のために)身近な食材を使って、一度にたくさん作る」という共通点がありますね。納得。
【参考】