【三平汁】鮭と野菜のうまみが詰まった北海道料理
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
秋鮭が美味しいシーズンでございますが、みなさま鮭たくさん食べてますか?
ふつうに焼いた鮭と白ごはんの組み合わせも好きですが、今回は汁物スタイルで堪能しようと思います。
鮭がない場合は、糠ニシンなどでも作れるようですよ。
今晩はあったかい汁物が食べたいわぁ
たくさんの野菜を無理なく食べたい
最近濃い味のものばっか食べてるから、今日はシンプルメニューで!
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
三平汁とは?
北海道の郷土料理である三平汁は、塩漬けの魚(鮭・ニシン・タラなど)と野菜を煮込んだ塩味ベースの汁物です。(地域によっては味噌・醤油仕立てもあります)
三平さんのおもてなし
三平汁の由来については諸説ありますが、多くの説に共通する要素は次の通りです。
「三平さん」が塩漬けの魚(+発酵した魚の汁)と野菜を煮込んで作った料理
初期の三平汁は魚醤マシマシの煮込み料理(多分しょっつる鍋的なもの)だったようですが、時代が下るにつれてより食べやすいスタイルに変化し現在の形に落ち着いたとされています。
個人的にはアイヌ料理のチェプオハウ(鮭の汁物)に似てる気もしますが、少しくらい関係あるかもしれませんね。
三平汁を作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
野菜の比率は、冷蔵庫の具合とお好みに合わせて加減してください。
〈材料(5~6人分)〉
塩鮭…4切れ(鮭缶1~2個や鮭のアラなどでも代用可)
大根…1/2~1/3本
人参…1本
じゃがいも…1個
長ねぎ…1本
水…1500ml
顆粒だし…大さじ1強
料理酒…50ml
しょうゆ…大さじ1
塩…適量
下ごしらえ
塩鮭の両面にまんべんなく熱湯をかけ、臭みを抜きます。
ある程度表面が冷めたら、骨を取り外しておくと食べやすくなります。
鮭・長ネギ・じゃがいもは一口大に、大根と人参はいちょう切りに切ります。
材料を煮込む
鮭以外の具材と水・顆粒出しを鍋に入れて、火にかけます。
長ネギをシャキシャキにしたい場合は、味を仕上げるときに入れましょう。
鍋が煮立ったら、鮭を入れます。
鮭缶を使う場合は、水分ごと加えましょう。
出てきたアクは、できるだけとっておきましょう。
味を調える
アクとりアルミホイルを取り除き、酒・醤油・塩で味を調えます。
醤油は風味付け程度なので、塩で味を決めるイメージでどうぞ!
三平汁実食!
秋冬の冷え込む夜に、あったかい汁物をどうぞ…。
味噌汁に慣れてるし塩メインの味付けは物足りないかな?と思いつつ味わってみると…
シンプルだからこそ、鮭の美味しさと野菜の甘味が際立っているじゃありませんか。 いい意味で予想を裏切られました。
8歳児も美味しい美味しい言うて食べてます。
辛党の夫曰く、七味を少し加えても美味しいようです。
七味ならカプサイシンであったまるし、塩分が増える心配もありませんね。
さいごに
余った三平汁は、残りごはんととろけるチーズを加えてリゾットにリメイクしても美味しいと思います。
もとの味がシンプルなので、他にもいろいろなアレンジ方法がありそうですね。
【参考】