【アイスクリン】アイスクリーム?いいえ、もっとレトロなアイスクリン
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
長男から「おやつにアイスクリーム食べたい」とリクエストされました。
卵と牛乳はあるので、とりあえず練乳買ってくればアイスクリンが作れそうです。(練乳ナシバージョンもあるようですが…)
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
アイスクリンとは?
「アイスクリン」はアイスクリームの古称ですが、現在は脱脂粉乳などを使った乳脂肪分3%以下の氷菓もアイスクリンと呼ばれています。
アイスクリンの歴史
初めてアイスクリンを口にした日本人は、幕末に渡米した使節団とされています。
明治に入ると、帰国した使節団のひとりが国内初のアイスクリン店を開業しました。
しかし冷凍技術が未発達で大量生産も難しかった当時、アイスクリンは外国人・富裕層向けの超高級品だったのです。
ほぼ同時期に資生堂薬局内のソーダファウンテン(現・資生堂パーラー)でクリームソーダが登場しているものの、これまたごく一部のセレブ向けでした。
ちなみに、このソーダファウンテンでは「アイスクリーム」表記になっています。
大正中期のアイスクリーム工業生産開始をきっかけに、アイスクリームは徐々に一般層にも普及しはじめます。
現在のアイスクリン
戦後、安くて栄養価が高い脱脂粉乳が日本にもたらされました。
ある年齢層の皆様からは「まずい」と思われがちな脱脂粉乳ですが、この脱脂粉乳が登場したおかげで現在のアイスクリンの原型ができたのです。
高度経済成長期以降に登場したアイスクリームたちに押されて販売数は大きく減ったものの、アイスクリンは今でもご当地アイス・レトロおやつとして多くの人に愛されています。
アイスクリンを作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
材料を混ぜる
卵をボウルに割り入れてよく溶き、砂糖を加えてダマがなくなるまで混ぜます。
牛乳を注いで、さらに混ぜます。
ザルなどでこしながら、小鍋に入れましょう。
加熱する
鍋を弱火にかけ、とろみがつくまで混ぜます。
とろみがついたら火を止め、練乳を加えてよく混ぜます。
冷やす
粗熱が取れたらタッパーや揚げ物用バットにうつし、冷凍庫へ!
ある程度固まったらスプーンなどで全体を混ぜ、再び冷凍庫へ!
アイスクリン実食!
帰宅した長男がオヤツオヤツと騒いでいるので、器によそっていただきましょう。
ほんのり卵風味と牛乳のコクが感じられる、懐かしい味わいです。
わりと甘みがしっかりしているので、すっきり風味を好む場合は砂糖や練乳の量を調整してみましょう。
本格的にカフェ気分を味わいたい場合は、アイス用ディッシャーのご使用をおすすめします。
本格的なディッシャーは1,000円以上しますが、家庭用の簡単なやつであれば100均でも入手できるようです。
さいごに
過去にミルクセーキを作っていますが、ミルクセーキとアイスクリンは材料がかなり似ています。
もしミルクセーキが余ってしまったら、アイスクリンにしてみましょう。
また、牛乳をコーヒー牛乳やフルーツ牛乳などに変えるとまた違った味のアイスクリンができます。
【参考】