【たまごふわふわ】弥次さん北さんも食べた袋井名物
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
今回のテーマは、以前どっかのB級グルメフェスタで食べて気に入った「たまごふわふわ」です。
とりあえず名前のインパクトが大きいですが、だしがきいたやさしいお味がたまりませんよー。
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
たまごふわふわとは?
静岡県袋井市のB級グルメ・たまごふわふわは、あたためただし汁に泡立てた卵を流し入れて蒸らした料理です。
たまごふわふわをPRするボランティア団体「袋井宿たまごふわふわほっと隊」は、アイヴィ・リーグならぬ愛Bリーグ(ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会)にも参加しているのだとか。
江戸時代生まれのたまごふわふわ
たまごふわふわの起源は、江戸時代にさかのぼります。
文化文政期のある豪商の日記には、袋井宿の本陣でたまごふわふわを出された旨が記されています。
時代が下るにつれて一般層にも浸透していったたまごふわふわは、東海道中膝栗毛にも登場しています。※一部現代仮名遣いに修正
北「イヤ先(ま)づ酒に仕様(しよう) おっと有ます有ます 是は吸物之は煮肴(にざかな) いや有難へ 時に親仁さん 上(あ)げやしょう」
親父「やらっ やっと持って来た 平(ひら※)は何だ 玉子のふわふわサァ 沢山飲んで呉(く)れさっしゃい…」
※平…蓋つきの浅い器に盛られた料理。平物。
弥次さんたちがたまごふわふわを食べたのは袋井ではなく藤枝の茶店であり、江戸後期ごろにはあちこちでたまごふわふわが食べられていました。
その後たまごふわふわは一度途絶えてしまったものの、袋井市観光協会と地元飲食店の協力によって当時のレシピが再現され新しいB級グルメとして定着しました。
ちなみに、「たまごふわふわは近藤勇の好物である」というネタは創作です…
たまごふわふわを作ってみよう
今回は、こちらのページを参考にしています。
〈材料(1人分)〉
卵…1個
★だし汁…200ml
★しょうゆ…小さじ1弱
★塩…ひとつまみ
★こしょう…少々
みりん…少々
トッピング用具材(青のり、きざみねぎ、きざみのりなど)…適量
すまし汁を作る
1人用の鍋に★を入れて火にかけ、すまし汁を作ります。
ふわふわ(メレンゲ)ができた時点であったまっている状態がベストなので、泡立て工程と同時進行くらいがベストです。
卵を泡立てる
卵を卵黄と卵白に分けます。
卵白にみりんを加え、ハンドミキサーで泡立てます。
メレンゲ状になったら、卵黄を加えて少し攪拌します。
すまし汁に卵を入れて蒸す
すまし汁が煮立ったら卵をそっと流し入れ、弱火にして1分加熱します。
蒸し上がると、こんな感じになります。
たまごふわふわ実食!
器に盛り付ける場合は、以下の手順で盛り付けると泡がつぶれにくいです。
1. まず、ふわふわ半分と適量のすまし汁を器に入れる
2. 1の横から、すまし汁をゆっくり流し入れる(ふわふわの下に流れ込むように)
3. もう半分のふわふわをかぶせるように盛り付け、トッピングを散らす
見た目と名前通りふわっふわの口当たりとおだしのやさしーいお味で、ホッとしますね…。
ハンドミキサーさえあればすぐできるので、ちょっと小腹がすいたときはもちろん風邪ひきさんの栄養補給にも良さそうです。
高たんぱく低脂質低カロリーなので、ダイエット中でも罪悪感なく楽しめるでしょう。
時間が経つとふわふわがつぶれやすくなるので、ぜひできたてのうちに食べましょう!
さいごに
たまごふわふわは泡立ててナンボですが、メレンゲの代わりに溶き卵をすまし汁に流し入れるとケランチム(韓国風茶碗蒸し)ができます。
たぶん、近いうちにケランチムもやると思います…安直やなぁ。
【参考】