【ケランチム】1人用土鍋がなくてもOK!茶碗蒸しみたいな韓国風蒸し卵
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
今回のテーマは、↓この記事で「近いうちにやるかも」と予言したケランチムです。
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ケランチムとは?
ケランチムは、朝鮮半島で広く食べられている卵料理です。
韓国では1人用土鍋で作ることが多いケランチムですが、うちには1人用土鍋がないので普通の小鍋で作ってみます。
火あぶりケランチム
我々がケランチムを知ったのは、数年前に行った南大門・太刀魚横丁の定食屋さんです。すいません、どのお店やったか思い出せません…
太刀魚横丁にある多くのお店では、店奥の厨房ではなくお客さん用出入口の横に大きいガスコンロが置かれています。
このコンロには家庭用コンロのような五徳がなく、小さいお鍋をたくさん並べることが可能です。ちょうど、キャンプ場のコンロをでっかくしたような感じですね。
↓太刀魚横丁の様子がよくわかる動画です。
で、そのコンロの上で我々が目にしたものは…
強火…というより炎に包まれたケランチムたちでした。
アウトドアの世界では炎に包まれた鍋をよく見かけるようですが、今回のは狭い通りの店頭で調理していたのでびっくりしたんです…
こんなんめちゃくちゃ焦げるんちゃうん!?と思ったのもつかの間、テーブルに運ばれてきたケランチムはとってもやさしいお味でした。
ご存じの通り韓国料理は辛いものが多いんですが、激辛オンパレードの間にケランチムを口にするとなんだかホッとします。
もちろん、こんなハイパーコンロがなくてもおいしいケランチムは作れますのでご安心ください。
ケランチムを作ってみよう
〈材料(3~4人分)〉
卵…4個
水…180ml前後 ※卵の重量と同量くらい
ダシダ…小さじ1強(和風の顆粒だしでもOK)
みりん…小さじ1
塩…ひとつまみ
カニカマ…4本
いりごま(白)…適量(小さじ1くらい)
きざみ小ねぎ…適量(大さじ1くらい)※普通のきざみねぎの青い部分でもOK
ごま油…適量(トッピング用)
今回はあさりダシダを使いますが、牛肉味やいりこ味でも美味しいケランチムができます。
具材の下ごしらえ
カニカマをほぐし、 細かく切っておきます。
刻み終わったら、トッピング用に少しとりわけておきましょう。
取り分ける量は適当でよいですが、それぞれ1/4くらいがよいでしょうか。
卵を溶く
卵をボウルに割り入れてしっかり溶き、みりんと塩を加えます。
溶き卵にカニカマ・きざみねぎ・ごまを加えて、さらに混ぜます。
蒸す
鍋に水とダシダを入れて火にかけます。
鍋が煮立ったら、鍋全体をかき混ぜながら溶き卵を少しずつ流し入れます。
卵が固まり始めたらとろ火にし、とっておいたカニカマときざみねぎをトッピングします。
鍋のふたを閉めて、とろ火のまま蒸します。
全体が固まったら、火からおろします。
ケランチム実食!
普通の鍋で作った場合はひとり分ずつ器に取り分け、お好みで少量のごま油をかけていただきましょう。
ケランチムはしばしば「韓国風茶碗蒸し」と表現されますが、つるんとした食感の茶碗蒸しと比べるとしっかりめの舌触りが特徴です。
このあたり、普通のプリン(蒸しプリン)と焼プリンの違いに似てますね。
あと、味は和風茶碗蒸しよりややしっかりめです。
ダシダで作ったケランチムを和食に合わせるとけっこう主張が強くなりますが、コチュジャンたっぷりの韓国料理と一緒に食べるととってもジェントルなお味になります。
ケランチム アレンジアイデア
ケランチム、どんな料理に合わせたい?
以下、ケランチムと一緒に食べたい韓国料理の一例です。
メインディッシュ編
ブログでは「ティラピア」をメイン具材にしてますが、安売りの白身魚やイカ・タコ・貝類などを自由に使ってください!
まあまあ辛味強めではあるものの、魚介類・野菜メインなのでヘルシーですよ。
こちらは、アンコウと野菜をコチュジャンで蒸した料理です。
飲兵衛の夫いわく、アグチム+お酒の組み合わせがたまらないそうですよ。
市販の鶏の唐揚げや冷凍唐揚げに、ヤンニョムをからめてできあがり!
とにかく時短重視のときはもちろん、唐揚げがたくさん余ったときや味を変えて楽しみたいときにもおすすめです。
簡単レシピで見た目もカラフル、おまけに美味しくて栄養満点、まさしく韓国料理界の優等生です。
ブログでは温泉卵をのっけていますが、ケランチムを添える場合は温泉卵を省略してもOK。
甘辛く味をつけた鶏肉と野菜を鉄板で豪快に焼き、チーズをたっぷりからめたボリューミーな一品です。
さつまいもを入れると、甘味がいいアクセントになりますよ。
副菜・デザート編
韓国らしさを強調したいときは、無理のない範囲で品数や量を増やしてみましょう。
韓国系メインディッシュはもちろん、和食や中華料理などに合わせてもいいですね。
韓国のわかめ料理といえばスープやナムルが有名ですが、ミヨッジュルゴリムチムも忘れちゃいけません。
梅エキスや梅シロップを使うと、いい味が出ますよ!(なければみりんで代用可)
大根とにんにくとしょうががあれば、大体なんとかなります。
1本買いした大根やいただきものの大根が余っちゃったときも、ぜひお試しあれ。
薬膳カフェなどでたまに見かけるスジョンガは、スパイス入りの干し柿ドリンクです。
ニッキの風味が強いためか好き嫌いが分かれますが、冷え防止効果などが期待できます。
韓国料理をアウトドア飯に!
「BBQ鉄板でチーズタッカルビ」「スキレットでケランチム」というふうに、アウトドア飯として韓国料理を作るのもおすすめです。
デザートも韓国風にしたいときは、冷やしたor温めたスジョンガなどを魔法瓶に入れて持っていくといいでしょう。
わざわざ作るのが面倒であれば、輸入食材店などで売られている缶入りスジョンガを用意しておいてもいいですね。
さいごに
ケランチムは日本の茶碗蒸しに近い卵料理ですが、茶碗蒸しと違って「す」が入ってしまっても問題ありません。
そのため、とにかくすぐ作りたいときや料理初心者さんでも気軽に作れると思います。
いろいろな具材や調理法を試して、オリジナルの一品を作ってみてもいいですね。
話は変わりますが…記事の冒頭やアレンジアイデア紹介などのくだりに載せている図は、マインドマップ作成ソフト「Wondershare EdrawMind」で作ったものです。
文章力に自信が持てないときや長文を書くのが面倒くさい効率よく説明したいときも、キーワードを使ってマインドマップを作ればわかりやすく表現できますね。
【参考】