【ホンビノスとあさりのアヒージョ】あなたのおうちがバルになる!?
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
先週末、皆で買い出しに行ったときのこと…
ふと気づくと、買い物かごにホンビノスとあさりが入っておりました。
(ホンビノスは夫が、あさりは長男が入れました)
ブイヤベースやクラムチャウダーや漁師汁あたりでもいいですが、皆はアヒージョが食べたいようです。
春だ!あさりだ!さてどうやって食べよう!?
ホンビノス…?なんじゃそりゃ?
外食が難しいなら、ウチをバルにしちゃえ
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
アヒージョとは?
日本でもすっかり有名になったアヒージョ(ajillo)は、さまざまな具材とにんにくとオリーブオイルで煮込んだスペイン料理です。
おいしい外来種・ホンビノス
ホンビノスはもともと大西洋(カナダ~メキシコ湾あたり)に生息していましたが、2000年前後から東京湾や大阪湾などでも見つかっています。
なんでも、アメリカから来た船のバラスト水(※)に交じって日本にやってきたのだとか。(諸説あり)
外来種というとあまりよろしくないイメージが先行しがちですが、このホンビノスは日本国内でも「安くて美味しい」と人気です。
原産地アメリカでは、クラムチャウダーの具として大事にされています。
↑これを作ったときは、残念ながらホンビノスが手に入らなかったのですが…
そうそう、これも美味しい外来種ですね。
ムール貝のパエリアも食べたくなってきたところですが、今日のメインはあくまでもアヒージョです。
※バラスト水…貨物船やタンカーなどが出港する際、錘(おもり)のかわりに船体に積み込む海水のこと。到着した港で排出される。
アヒージョを作ってみよう
今回は、砂抜き・モヤ抜き後に冷凍した貝を使います。
冷凍貝を使う場合は、凍ったまま調理しましょう。自然解凍すると美味しくなくなります…
〈材料(4~5人分)〉
殻付きホンビノス貝…6個 ※モヤ抜きしてきれいに洗っておく
殻付きあさり…約500g ※砂抜きしてきれいに洗っておく
パプリカ…1/2個
マッシュルーム…1パック
にんにく…2かけ
唐辛子…1本分(七味・一味で代用可)
オリーブオイル…150〜200ml
料理酒(あれば白ワイン)…50~60ml
塩コショウ(クレイジーソルトでも可)…適量
パセリ…適量
バゲット(お好みで)…好きなだけ
↓砂抜き・モヤ抜きについては、こちらをごらんください。
下ごしらえ
パプリカは一口大、マッシュルームは石づきの端を切り落として半分に切ります。
にんにくはスライスか粗みじんに切っておきましょう。
煮込む
フライパンにオリーブオイルを注ぎ、にんにくと唐辛子を入れて弱火にかけます。
にんにくの香りが立ったら貝を入れ、料理酒を注いでフタをします。
煮えるのを待つ間に、バゲットを切っておいてもいいでしょう。
貝の口が開きだしたらいったんフタを開け、野菜を投入して再びフタをします。
貝の口がすべて開いたら塩コショウをふり、パセリを散らして完成です。
アヒージョ実食!
アツアツの鍋をテーブルにドンと置くのが理想ですが、子どもがヤケドするといけないので器に盛りました。
にんにく・オリーブオイルにちょっとの唐辛子と塩コショウを加えただけの味付けですが、貝のうまみが強いおかげで御馳走クラスの味になっています。
貝が美味しいのはいうまでもないですが、マッシュルームもパプリカも柔らかくてイイですよ。
そして、器の底にたまったオイルソースがアヒージョのキモです。
バゲットの柔らかい部分に、オイルをたっぷり含ませていただきます。うん美味い。
オイルが残るともったいないので、バゲットのきれっぱしで器をふき取るようにしていただきました。
器に残ったソースをパンにつける行為については賛否両論あるようですが、ここでは「とりあえず美味しいからやってみて」とだけ申し上げておきます。
写真を撮り忘れましたが、添えもののレタスサラダに冷めたオイルソースをかけても美味でした。最上級のオリーブオイルドレッシングですね。
さいごに
にんにくって、スペイン語で「アホ(ajo)」なんですよね…
にんにくを食べると、血行が促進されます。(これはホント)
身体全体の血行が良くなれば脳の血行も良くなって、脳の働きがなんぼか活性化されるはずです。理論上は。
そういうわけで、アホを食べると頭が良くなります。たぶん。