【昭和バブル期】いろんな意味であまぁーい「アベック卵」
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
今回のネタは、以前実家で発掘したレシピ本から採用しました。
何と申しましょうか、全体のデザインや文字のフォントから昭和末期~平成初頭らしいオーラが感じられます。
タイトル通りレンジで作れるレシピがいろいろと紹介されているわけですが、ネーミングの秀逸さでこちらを採用!
「映える」レシピを知りたい
ちょっとクスッとくるレシピを知りたい
ネーミングはどうでもいいけど、とりあえず冷蔵庫に卵が余ってる
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
いちおう説明…「アベック」とは?
1950~80年代ごろに流行した「アベック」は、フランス語の「avex(~と一緒に)」から派生した言葉です。(以降はフランス後の前置詞を「avex」、和製仏語を「アベック」と表記)
avexは同性・恋愛感情のない人同士でも普通に用いられますが、「アベック」が流行した当時は男女の2人連れ(転じて夫婦・恋人)というニュアンスが強調されていました。
実際、1950~60年代には↓こんな番組(男女ペアが歌う歌謡番組)が流行したそうです。
男女2人組を意味する「アベック」は死語となって久しいですが、スポーツの世界ではまだアベックという言葉が生きていますね。「アベックホームラン」とかね。
しかし、「avex」は前置詞なのになぜ「アベック」は名詞扱いだったんでしょうかねぇ…
アベック卵を作ってみよう
〈材料(2~3人分)〉
卵…3個(小さめなら4個)
砂糖…大さじ3.5(大さじ1.5+大さじ2)
塩…少々
添え物用野菜…好きなものを好きなだけ
卵黄部分を作る
まず、卵黄と卵白を分けます。(ここでは小さめ卵を4個使用)
卵黄にフォークなどで穴をあけ、様子を見ながらレンジで40秒~1分加熱します。
全体が固まったら、網などで裏ごしします。
砂糖大さじ1.5を加え、全体をよく混ぜます。
卵白部分を作る
卵白をレンジで加熱し(30~45秒)、半分くらい固まったら一旦取り出して箸などで混ぜます。
その後、もう一度(30~45秒)加熱しましょう。
固まった卵白を裏ごしします。
裏ごしした卵白を2~3枚重ねのキッチンペーパー(または清潔なふきん)で包み、余分な水分を絞ります。
砂糖大さじ2と塩少々を加えて、よく混ぜます。
2層に重ねる
耐熱容器にキッチンペーパーを敷き、白身をまんべんなく敷きます。
スプーンの背などで全体を軽く押すと、きれいな仕上がりになりますよ。
白身の上に黄身をまんべんなくのせ、ラップをかけずにレンジで1分30秒加熱します。
崩れないよう注意しながら器から取り出し、適当なサイズに切り分けます。
添え物野菜と一緒に盛り付けて、できあがり!
アベック卵実食!
リボン型に盛り付けたやつは、腹ペコ2歳児によって早々に食べつくされました(笑)
彼が「おいしい」と言うので、さっそく母も食べてみます。
作った時点で想像はついてましたが、そぼろ丼の卵をもう1段階スイートにしたようなお味です。
個人的には食事のおかずというよりはデザート、おせちで言うところの栗きんとん的な扱いで食卓に出したいですね。
よりおかずっぽくしたい場合は、砂糖を減らして顆粒だし少々を加えるといいかもしれません。
さいごに
今回ご紹介したレシピは、白身と黄身のあまーい「アベック」でした。
甘めにすると小さい子どもも喜ぶので、おやつ代わりにしてもいいかもしれません。(裏ごしに手間かかるけど)
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そういえば、この前作ったこれも昭和63年のレシピでしたね…