アキオカ家のトラベルごはん

身近な食材を使って、トラベルごはん(国内外の料理)やタイムトラベルごはん(古い時代の料理)を楽しみます。

【昭和バブル期】いろんな意味であまぁーい「アベック卵」

みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。

 

今回のネタは、以前実家で発掘したレシピ本から採用しました。

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1988年(昭和63)3月発行

何と申しましょうか、全体のデザインや文字のフォントから昭和末期~平成初頭らしいオーラが感じられます。

 

タイトル通りレンジで作れるレシピがいろいろと紹介されているわけですが、ネーミングの秀逸さでこちらを採用!

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今で言うなら「カップル卵」とか「ペア卵」?

 「映える」レシピを知りたい

ちょっとクスッとくるレシピを知りたい

ネーミングはどうでもいいけど、とりあえず冷蔵庫に卵が余ってる

上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。

 

 

いちおう説明…「アベック」とは?

1950~80年代ごろに流行した「アベック」は、フランス語の「avex(~と一緒に)」から派生した言葉です。(以降はフランス後の前置詞を「avex」、和製仏語を「アベック」と表記)

 

avexは同性・恋愛感情のない人同士でも普通に用いられますが、「アベック」が流行した当時は男女の2人連れ(転じて夫婦・恋人)というニュアンスが強調されていました。

 

実際、1950~60年代には↓こんな番組(男女ペアが歌う歌謡番組)が流行したそうです。

www.youtube.com

  男女2人組を意味する「アベック」は死語となって久しいですが、スポーツの世界ではまだアベックという言葉が生きていますね。「アベックホームラン」とかね。

 

しかし、「avex」は前置詞なのになぜ「アベック」は名詞扱いだったんでしょうかねぇ…

 

アベック卵を作ってみよう 

〈材料(2~3人分)〉

卵…3個(小さめなら4個)

砂糖…大さじ3.5(大さじ1.5+大さじ2)

塩…少々

添え物用野菜…好きなものを好きなだけ

卵黄部分を作る

まず、卵黄と卵白を分けます。(ここでは小さめ卵を4個使用)

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殻を使ってうまく分けてね

 

 

卵黄にフォークなどで穴をあけ、様子を見ながらレンジで40秒~1分加熱します。

 

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ぐさっ

 

 

全体が固まったら、網などで裏ごしします。

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もろもろするので、なるべくこぼれないよう注意!

 

 

砂糖大さじ1.5を加え、全体をよく混ぜます。

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結構甘めの味付けね?

 

 

卵白部分を作る

卵白をレンジで加熱し(30~45秒)、半分くらい固まったら一旦取り出して箸などで混ぜます。

その後、もう一度(30~45秒)加熱しましょう。

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途中で混ぜておくと、後工程がやりやすいですよ

 

 

固まった卵白を裏ごしします。

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離乳食用裏ごし器があったのを思い出しました

 

 

裏ごしした卵白を2~3枚重ねのキッチンペーパー(または清潔なふきん)で包み、余分な水分を絞ります。

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ぎゅうう

 

 

砂糖大さじ2と塩少々を加えて、よく混ぜます。

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こっちも結構甘めね?

 

 

2層に重ねる

耐熱容器にキッチンペーパーを敷き、白身をまんべんなく敷きます。

スプーンの背などで全体を軽く押すと、きれいな仕上がりになりますよ。

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キッチンペーパーを敷くときは、なるべく凹凸を少なく

 

 

白身の上に黄身をまんべんなくのせ、ラップをかけずにレンジで1分30秒加熱します。

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黄身はぎゅうぎゅう押さず、ふわっとのせます

 

 

崩れないよう注意しながら器から取り出し、適当なサイズに切り分けます。

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型抜きで抜いてもOK!

 

 

添え物野菜と一緒に盛り付けて、できあがり!

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今回はリボン型

 

 

アベック卵実食!

リボン型に盛り付けたやつは、腹ペコ2歳児によって早々に食べつくされました(笑)

彼が「おいしい」と言うので、さっそく母も食べてみます。

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黄身はほろほろ、白身はしっとり

作った時点で想像はついてましたが、そぼろ丼の卵をもう1段階スイートにしたようなお味です。

 

個人的には食事のおかずというよりはデザートおせちで言うところの栗きんとん的な扱いで食卓に出したいですね。

 

よりおかずっぽくしたい場合は、砂糖を減らして顆粒だし少々を加えるといいかもしれません。

 

 

さいごに

今回ご紹介したレシピは、白身と黄身のあまーい「アベック」でした。

甘めにすると小さい子どもも喜ぶので、おやつ代わりにしてもいいかもしれません。(裏ごしに手間かかるけど)

 

 ***

そういえば、この前作ったこれも昭和63年のレシピでしたね…

komonjocooking.hatenablog.com

 

 

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