夏の疲れを吹っ飛ばす!グリーンカレー(ゲーン・キャオ・ワーン)
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
本日のお夕飯は、夏の疲れをふっとばすエスニック料理の代表格・グリーンカレーでございます。
とりあえずココナッツミルク缶とグリーンカレーペースト(できればナンプラーも)があれば、あとは家にあるものやそのへんで買えるもので簡単に作れますよ!
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
グリーンカレー(ゲーン・キャオ・ワーン)とは?
グリーンカレー(แกงเขียวหวาน、ゲーン・キャオ・ワーン)は、タイでゲーン(汁物)と呼ばれる料理の一種です。
ゲーン・キャオ(緑)・ワーン(甘い)という名のとおり、ココナッツミルク由来の甘さと青唐辛子由来の辛さが感じられます。
カレーじゃないのに「カレー」?
日本では、赤い唐辛子入りのレッドカレー(ゲーン・ペッ)やターメリックを加えたイエローカレー(ゲーン・ガリー)、そしてグリーンカレーをまとめてタイカレーと呼びます。
しかしカレーはインド発祥の料理(※)であり、タイ発祥のカレーはありません。
タイカレーは「たっぷりの具材とスパイス・ハーブを使って煮込む」「主食(ごはんなど)と一緒に食べる」という点でインドのカレーと共通しています。
そうした理由によって、外国人から「タイカレー(カレーに似たタイ料理)」と呼ばれるようになったのだとか。
※厳密に言うとインドにも「カレー」という料理はないのですが、ここで説明すると長くなるので別の機会に…。
グリーンカレーを作ってみよう
今回は変にひねったりせず、パッケージに記載されたレシピに従います。
大体でいいんです、だいたいで。
〈材料(4人分)〉
鶏肉、またはお好きな魚介類…合計200g
※今回はさばの水煮缶使用、他にはイカ・白身魚・アサリなどもおすすめ
野菜類…合計300g
※今回はパプリカ1個とマッシュルーム・しめじ各1パックを使用、他にはたけのこ水煮・なす・いんげん・イモ類などもおすすめ
ココナッツミルク…1缶(400g)
水…250ml
砂糖…大さじ1
ナンプラー…大さじ2
※他の魚醤系調味料(ヌクマム、しょっつる、いしるなど)、またはふつうの醤油で代用可
具材を刻む
しめじはほぐし、マッシュルームは石づきの固い部分をそいで1/4にカットします。
パプリカは種を取って1/4に切り、さらに細く切りましょう。(今回は食べやすさ重視で横向きにカット)
ココナッツミルクと具材を煮込む
ココナッツミルク半量を鍋に入れて火にかけ、フツフツしてきたらグリーンカレーペーストを加えてよく溶かします。
辛味をマイルドにしたい場合は、ペーストの量を調節しましょう。
鯖缶を水分ごと加え、食べやすい大きさになるようヘラで粗くほぐします。
残り半分のココナッツミルクと水を加え、残りの具材を加えます。
空になったココナッツミルク缶に分量の水を入れて軽く振ってから鍋に注ぐと、ココナッツミルクのムダが減りますよ。(ケチくさ!)
味を調える
具材に火が通ったら、砂糖とナンプラーで味を調えて完成!
グリーンカレー実食!
グリーンカレーは普通のカレーよりサラッとしているため、盛り付けるとごはんの島ができてしまいます。
見た目を重視したいときは、ごはんを別の器に入れたほうがいいですね。
まあいいや、とりあえずいただきましょう…
まずココナッツミルクのふわっとした甘さが口内に広がり、その次に青唐辛子の辛みが口内で暴れまわります。
もうひとさじ口に入れると、ココナッツミルクのふわっとした甘味(以下略)
…要するに、このひと皿で甘味と辛味の無限ループが実現されなおかつ食べ過ぎてしまうリスクも上がるわけです!
さらにスパイスとハーブの風味によってさばの臭みが中和され、ツナのような優しい味わいにランクアップしています。
青魚を美味しく食べたい(食べさせたい)ときは、ぜひグリーンカレーに鯖缶を入れてみましょう。
さいごに
今回はグリーンカレーをふつうのごはんにかけていただきましたが、タイ米に合わせるとより本場っぽくなります。
今回はあいにく常備タイ米を切らしていたので、しゃっきり仕上がるジャポニカ米(たまたまうちにあったやつ)を使っています。
エスニック料理やイタリア料理(リゾットにはジャポニカ米よりタイ米がおすすめ)が好きな方は、東南アジア・インド系食材店などでタイ米をひと袋買ってきて常備しといてもいいですね。
【追記】
ren222renさま、ブコメありがとうございます!
いつもは鶏肉で作っていますが、ふと思い立ってうちにあった鯖缶で作ってみると予想以上に美味でした。
包丁を使わず缶を開けるだけでいいのも嬉しいところですね。