【豚味噌】そのままごはんにのせても、炒め物に入れても美味しい薩摩名物
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
先日、デパ地下で麦味噌を手に入れました。(北陸ではレア食材扱いかな?)
いつもの米・豆みそとちょっと違う甘めの風味が美味しくて普段の味噌汁に気前よく使っちゃっているのですが、せっかくなので九州らしい一品を作ってみましょう。
豚バラが余った…冷凍庫も一杯やしどうしよう…
日持ちする「ご飯の友」が欲しい
麦味噌美味しい!
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
豚味噌とは?
鹿児島県の郷土料理である豚味噌は、豚肉と麦味噌などを混ぜて作るおかず味噌の一種です。
九州で麦味噌が発展したわけ
九州・四国では、中世ごろから米と麦などの二毛作が広く行われていました。
他の地域でも二毛作は行われていましたが、九州は温暖なため二毛作にぴったりだったのです。
九州南部には水はけがよすぎて稲作に不向きなシラス台地が広がっていますが、それでも人々には年貢(米)を納める義務が課せられていました。
人々が頑張って育てた米のほとんどはエライ人の口に入ってしまったため、米の裏作として作られていた麦・雑穀・さつまいもが庶民の主食でした。
大麦は小麦のように製粉しなくても食べられるため普段使いに適しており、保存食のひとつとして麦味噌が発展しました。(現在は麦+米味噌や麦+豆味噌が多い)
薩摩と豚のおいしい関係
薩摩藩は、古くから豚肉文化が根付いていた土地のひとつです。
さらにシラス台地でよく育つさつまいもが豚のエサとして最適だったため、養豚技術が大きく発展しました。
豚味噌を作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
〈材料(x人分)〉
豚バラ…150g
麦味噌…150g
★黒砂糖(なければ上白糖でもOK)…60g
★酒…大さじ2
★みりん…大さじ2
おろししょうが…1かけ分
豚肉を刻む
豚肉を1㎝角くらいに切ります。
豚肉を炒める
テフロン加工のフライパンに豚肉を入れ、弱火でじっくり炒めます。
油分がしみ出してきたら、おろししょうがと麦味噌を加えて全体になじませます。
黒砂糖などを加える
味噌が全体になじんだら★を加え、全体になじませるように炒めます。
今回使った黒砂糖は1~2㎝角のキューブ状でしたが、なかなか溶けませんでした。
すりばちなどを使って細かくしてから入れればよかったですね…
黒砂糖が全体になじんだら、火を止めて粗熱をとります。
粗熱が取れたら保存容器に入れ、冷蔵庫で保存しましょう。
豚味噌実食!
とりあえず、白いごはんにそのままのせてみました。
わたくし関西人なのでごはんに甘いものをのせる習慣はあまりないのですが、これはくせになりそうです。
もちろん甘いことは甘いんですが、黒糖のふんわりした香りとしょうがのソフトな辛味のおかげでどんどん箸が進みます。
麦味噌は単体でも甘味が強くて美味しいですが、豚肉の脂でコクが増してより美味しくなりました。
さらにパンチを聞かせたい場合は、豚味噌におろしにんにくを混ぜて使うといいようですよ。
さいごに
豚味噌はただごはんにのせるだけでなく、おにぎりの具・炒め物の味付け・生野菜につけるなどして自由にアレンジできます。和風バーニャカウダとかもええかな。
余った豚味噌は大事に冷蔵庫に保存してありますが、今後アレンジレシピを作ったらこの記事に追記します。たぶん…