【ガンボ】オクラとシーフードで作るケイジャン料理
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
今年の夏にベランダでオクラを育てたところ、1日2~3本のペースでどんどん収穫できました。そのあとアブラムシにやられましたが…
今回は、まとめて冷凍しておいたオクラの大量消費メニューです。せっかくやからエスニック料理で!
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ガンボとは?
オクラや魚介類などを使った煮込み料理「ガンボ」は、米・ルイジアナ州周辺の郷土料理です。
地域によって作り方はさまざまですが、おおむね以下のような共通点があります。
ケイジャンってなんじゃ?
ケイジャン(Cajun)は、フレンチ・インディアン戦争に負けてアカディア(Acadia)からルイジアナに定住したフランス移民の子孫です。
そして、ケイジャンたちが地元食材で作る素朴な料理はケイジャン料理と呼ばれています。有名どころでは、ジャンバラヤなどもケイジャン料理に含まれますね。
ガンボは、フランス語でオクラを意味するgomboが訛った名称です。そのまんまです。
ガンボを作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
〈材料(4人分)〉
えび…14尾
シーフードミックス…200gくらい
オクラ…2パック分
玉ねぎ…1個
セロリ…1本
ピーマン…2個
にんにく…1~2かけ
バター…大さじ1
小麦粉…大さじ4
★カットトマト缶詰…200g(1/2缶分)
★鶏ガラスープの素、またはチキンブイヨン…大さじ2
★ケイジャンスパイス…大さじ1強
★水…1200ml
塩コショウ…適量
レモン汁…適量(食べるときにかける)
ケイジャンスパイスが1瓶あれば、ケイジャン料理の味が決まりやすくなります。
唐辛子やらシナモンやらを使って調合することもできますが、いろんなスパイスを揃えるとかえって高くつくので…
材料の下ごしらえ
今回は殻も背ワタも処理済みのえびを使いましたが、殻つきえびを使う場合は殻と背ワタを取っておきましょう。
オクラはへたを切り取り、好みの形に切ります。(今回は冷凍しておいたオクラを使用)
玉ねぎは粗めのみじん切りにし、皮をむいたセロリと種を取ったピーマンも細かく切っておきます。
にんにくもみじん切りにしておきましょう。
野菜を炒める
鍋を火にかけてバターとにんにく入れ、香りが立ったら玉ねぎを入れて炒めます。
玉ねぎがしんなりしたら、セロリとピーマンを加えてさらに炒めます。
小麦粉を加え、全体になじませます。
煮込む
オクラと★を鍋に入れ、沸騰したらしばらく煮ます。
最後にえびとシーフードミックスを入れ、2~3分ほど煮てから塩コショウで味を調えて火を止めます。
ガンボ実食!
ごはんとともにお皿に盛り付け、好みで少量のレモン汁を加えていただきます。
ではいただきます…
唐辛子の絶妙なスパイシーさと、ほのかに香るシナモンが印象的です。
適度なとろみのおかげでスープとごはんがよく絡み、カレー感覚でどんどん食べられます。こりゃ食べすぎ注意ですね!
辛めが好きな方には、余ったケイジャンスパイスや一味・七味などを加えながら食べるのもおすすめです。
本場ではごはんにかけて食べるのがスタンダードですが、ごはんにかけずにスープとして味わっても美味しいですよ。そのへんはお好みで。
さいごに
殻つきのカニ・エビを使う場合は、水の代わりに殻でとったスープ(だし)を使うとより美味しくなります。たぶん。
殻スープの取り方は、だいたいこんな感じです。
・キッチンバサミなどを使って、殻をなるべく細かく切る
・フライパンに殻を入れて乾煎りする
・水分がとんで香りが立ったらひたひたの水を入れ、蓋をして30~45分ほどコトコト煮る
・火を止めて粗熱を取り、ざるなどでこす
和・洋・中:イタリアン・エスニックなどに幅広く応用できるので、殻が手に入ったらぜひお試しあれ!
なお、和風料理に使う場合は水+だし昆布を使うと美味しさが倍増します。