【台湾】ごはんのおともにどうぞ!自家製ツァイポー(菜脯)
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
以前どっかで買った「台湾風ちまきの素」をそろそろ消費せなあかんので、今日の夕飯は台湾風です。
ちまきに合いそうな台湾風おかずのレシピを探していて菜脯蛋(ツァイポーヌン)を知ったのですが、肝心の菜脯(ツァイポー)がないので作ってみます。
自家製漬けものに興味あり!
ごはんのアテが欲しいわー
五香粉の香りにひかれてやってきました…
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ツァイポー(菜脯)とは?
台湾や香港の食卓に欠かせないツァイポー(菜脯)は、大根に塩をまぶして天日干ししたものです。
日本ではしばしば台湾風切り干し大根と呼ばれますが、見た目や食感は切り干し大根よりタクアンに近いでしょう。
ただしタクアンとは製法が異なるため(タクアンは天日干しにしてから塩と糠に漬ける)、やっぱり切り干し大根なんです。ややっこしいけど。
ツァイポー(菜脯)を作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
〈材料(作りやすい分量)〉
大根…1本
塩…大さじ4(大さじ2+大さじ2)
【A】
砂糖…大さじ1
ごま油…小さじ0.5
酢…小さじ2
五香粉…少々
ビニールひも(古新聞などをまとめるやつ)など
大根を干す準備
まず、大根を拍子木切りにします。
皮をむくかむかないかは、お好みでいいと思います。(今回は薄めにむいてあります)
ここから先は、かきもちの干し方を応用しています。
結ぶのにちょっと手間がかかりますが、場所をとらず扱いやすいのがメリットです。
長めのビニールひもを2本用意し、2本まとめて真ん中で折ります。
折り目の上に大根を1本置き、紐の端を穴から通してきつめに引っ張ります。
紐4本を2本ずつに分け、間に2本めの大根を置きます。
2本めの手前で紐を交差させて再びきつめに引っ張り(ここで紐の上下が入れ替わります)、手前に3本めの大根を置きます。
すると、こんな感じになります。
適当な長さになったら、ひもの上端をきつめに結んで止めます。
大きめのボウルに塩大さじ2と大根の束を入れ、手で豪快に混ぜながら塩を全体にまぶします。
天日干し・その1
日当たり・風通しがよい場所を選んで、大根を干します。
浸透圧でぼたぼた水が落ちるので、なるべくぬれてもいい場所を選びましょう。
夜干し
夜になったら一旦大根を取り込み、先ほどと同じ要領で塩大さじ2をまぶしてから再び干します。
天日干し・その2
もう1日放ったらかし天日干しします。
水分が抜けて大根のカサが減るので、ひもを少しずつ引っ張ってきつくしておくとよいでしょう。
最後の仕上げ
チャック付き袋に【A】をすべて入れ、外側からうにうにと揉みながら混ぜます。
大根のひもを外して袋に入れ、調味液を全体に揉みこんでさらに一晩おきます。
はい完成!
ツァイポー(菜脯)実食!
とりあえず、ふつうの白ごはんにのせてみましょう。
味は予想通りの中華たくあん(たくあんじゃないけど)、ごま油と五香粉がいい仕事してます。
ただしこのままだと少ししょっぱいので、水に漬けるか流水ですすいで塩抜きするとより食べやすくなるでしょう。(少量使うだけなら、このままでもいけるかな?)
さいごに
台湾風切り干し大根・菜脯(ツァイポー)をざっくり説明すると、「(切り干し大根+タクアン)÷2+中華風味」といったところでしょうか。
シンプルに白ごはんや白がゆと一緒に食べてもいいですが、細かく刻んで炒飯などに加えても美味しいですよ。
↓菜脯蛋(ツァイポーヌン)編もぜひどうぞ!