今年もベランダで鮒ずしを漬けてみる
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
以前こういうアレンジメニューを紹介しましたが、
今年もやります。自家製鮒ずし。
珍味を自分で作ってみたい
おとなの自由研究ネタを探してます
趣味・特技をひとつ増やしたい
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
そもそも一般人が自分で鮒ずし作れるんかい?
昨年の鮒ずしは、夫(もちろん一般人)が南郷水産センターで鮒ずし講習会を受けて漬けたものです。
鮒ずしづくりのノウハウを得てすっかり喜んだ夫氏、「今年も鮒ずしを漬けて酒のツマミにするんじゃあ」と勢い込んで鮒の塩漬けを入手してきました。
鮒ずしについてもっと知りたいときや塩漬け鮒を入手したいときは、南郷水産センターか滋賀県漁協まで連絡してみましょう。
鮒は天然ものであり、年によっては十分な量の鮒を確保できない場合があります。
上記ページから必ず塩漬け鮒を買えるといった保証はできかねますので、ご了承くださいませ。
鮒ずしを作ってみよう
〈材料(30号の漬物樽ひとつ分)〉
ニゴロブナだかゲンゴロウブナだかの塩漬け…5kgくらい(鮮魚換算)
ごはん…3.5升分(5合炊き炊飯器で7回炊きました)
料理酒…適量
【道具】
30号の漬物樽…1つ
漬物用重し…20kg分+10kg分
漬物用ビニール袋…2枚
ふつうのゴミ袋(45リットルくらい)…1枚
荷造り用丸ひも…約2m×18本
荷造り用ひも(丸でも平でも)
ざる・かご類
洗濯物干し(洗濯ばさみがいっぱいついたやつ)
たわし
キッチンペーパー
鮒の下ごしらえ
塩漬けの鮒です。
まず、塩をしっかり洗い落とします。
諸事情により風呂場で作業したため、しゃがみすぎで腰にきました。
口から流水を流し込んで、しっかり中まで洗います。
エラから指を突っ込み、卵のかたまりをくずさないよう注意しながら卵とお腹の内壁の間に隙間を作ります。
指突っ込んでる図は難しすぎて撮れませんでした…
口の内側にあるぬるぬるした部分も、できるだけ取り除いておきます。
体の表面についている黒い薄皮?を、たわしなどでこすって洗い流します。
キッチンペーパーで水気をふき取ったら…
風通しのいい日陰に干します。
この日は天気が良く風も吹いていたので数時間で乾きましたが、乾きがイマイチな場合はひと晩つるしておきます。
鮒を干している間に。ひたすら米を炊き続けましょう。
鮒とごはんを漬物樽につめる
二重にした漬物用ビニール袋を漬物樽にセットし、まずごはんを敷き詰めます。
底から2~3cmの高さまで入れたら、料理酒をつけた手でしっかり押してならします。
よく乾いた鮒のエラに、ご飯を詰め込みます。
口にも詰めます。
ご飯を詰めた鮒を並べます。
上からご飯をまんべんなくのせ、先ほどと同じ要領で表面を平らにならします。
鮒→ご飯→鮒→ご飯の順で、ひたすらサンドしていきます。
すべての鮒を入れてその上にご飯をしっかり敷き詰めたら、ビニール袋の端を少しずつ折って袋の口を閉じます。
太縄を編む
クッション用の太縄を編みます。
荷造り用丸ひもをカットしてひとつに束ね、一方の端をひと結びします。
6本×3パートに分け、三つ編みしていきます。
端まで編んだら、ほどけないようひと結びします。
重しをのせる
漬物樽を風通しのよいところに置き、樽の上からビニール袋をかぶせます。
ビニール袋の上から、写真のように太縄を置きます。
太縄の上から、漬物樽の中蓋をかぶせます。
20kg分の重しを置き、樽の外側からひもをしっかり巻き付けてビニールを固定します。
1週間ほどたったら、残り10kg分の重しを追加します。
あとは、次の年末年始くらいまでこのまま放置!
【ホームメイド鮒ずしの注意点】
自分で鮒ずしを作る場合は、あらかじめ家族の了承を得ておくことを強くオススメします。
その理由は以下のとおり。
・漬けている途中ににおいが発生するから(しっかりビニールで覆っていても、ある程度はにおいます)
・高確率でコバエさんがいらっしゃるから
袋が破れるなどのトラブルが起こらない限り、樽の中身はしっかり嫌気性の乳酸菌で守られます。
そのため、においが出ようとコバエさんが来ようと安全な鮒ずしができるはずです。
とは言ってもコバエさんが部屋に入ってくるとイラっとするので、コバエ除けグッズやハッカスプレーなどで早めにコバエ対策をしておくとよいでしょう。
蛙田捕太郎さんお迎えしようかな?