ビールが3倍美味しいシリーズ(前編) 大人も子どももジャーマンポテト
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
先日、祖母(農家)から大量のじゃがいもを送ってもらいました。
そろそろトラベルごはん欧米編をやってみようかと考えていたところなので、今回はジャーマンポテトを作りましょう。
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ドイツには「ジャーマンポテト」はない!
わたしたち日本人の多くは、じゃがいも・ベーコン・ソーセージ・玉ねぎを炒めてなんとなくドイツっぽい味にしたものを「ジャーマンポテト」と認識しています。
ところが、ドイツにはジャーマンポテトという料理はありません。
…というより、ジャーマンポテトをそのまま和訳したらドイツイモになってしまいます。前回と同じくらいアバウトなネーミングです。ゴリライモか。
「それでもドイツでジャーマンポテトを食べたい!」という方は、ジャーマンポテトに近いSpeckkartoffeln(ベーコンとじゃがいも)やBratkartoffeln(細かい肉とじゃがいも)などをオーダーするとよいでしょう。
ジャーマンポテトを作ってみよう
〈材料(4人分)〉
じゃがいも…3~5個(サイズによって調節してくださいね)
ベーコン(スライスでもブロックでもお好みで)…200g
ソーセージ…8本
たまねぎ…1個
にんにく…2かけ
オリーブオイル(なければサラダ油でOK)…適量
クレイジーソルト(なければ普通の塩でOK)…適量
こしょう(できればブラックペッパー+ペッパーミルを準備)…適量
じゃがいもをゆでる
じゃがいもの皮をむいて好きな大きさに切り、水とともに鍋に入れて火にかけます。
やわらかくゆだったらザルにあけ、お湯を切っておきましょう。(後の工程と同時進行です)
ほかの材料を切る
じゃがいもをゆでる間に、他の材料を切っておきます。
にんにくは粗めのみじん切り(ガーリッククラッシャーなどでつぶしてもOK)、玉ねぎは薄切り、ベーコン・ウインナーは一口大に切りましょう。
材料を炒める
フライパンにオリーブオイルを熱してにんにくを入れ、香りが立ったら玉ねぎを加えて炒めます。
玉ねぎに油が回ったらベーコンを加え、玉ねぎがしんなりするまで炒めます。
ソーセージを加えて、さらに軽く炒めます。
じゃがいもを加えて全体をひと混ぜし、クレイジーソルトとこしょうで好みの味にととのえて完成です。
ジャーマンポテト、実食!
ザワークラウト(詳しくは次回で)とビールも、しっかりスタンバイしています。
…といっても自分自身は下戸なので、ビールは夫にドウゾしました。雰囲気です雰囲気。
では、いただきます!
じゃがいもの風味とベーコンの塩気が合わさって、ドイツらしくシンプルで質実剛健な味わいに仕上がっています。
ひたすら真面目な味が続くかと思いきや、ところどころで粗みじんにんにくが口内をパンチしてきます。
この後大事な予定がある場合は、「にんにくを控えめにしておく」「開き直って『さっきジャーマンポテト食べた!』と自慢する」のうち好きな方を選びましょう。
さいごに…
ジャーマンポテトに粒マスタードを添えれば大人向けメニューに、ケチャップやチーズ類を合わせれば子どもも喜ぶ一品になります。
「家族の好みがばらばら!」と苦労されている主婦(主夫)のみなさまにとっても、きっと強い味方となってくれるでしょう。
後編へつづく!