【台湾】作り置きもできる肉団子スープ・ゴンワンタン(貢丸湯)
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
今回は、コレのおともに作った台湾風肉団子スープ「ゴンワンタン(貢丸湯)」をご紹介します。
いつぞやのはんぺんユーワンタンと同じく、ゴンワンさえ作っておけば簡単にできますよ。
肉を食べたい気分だけど、こってりギトギトはちょっとなぁ…
こんな寒い日は、あったかいスープでほっとしたいですねえ
ひき肉が安かったから、とりあえず大量に買ったぜ!
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ゴンワンタン(貢丸湯)とは?
台湾などで食べられているゴンワンタン(貢丸湯、gòng wán tāng)は、肉団子入りのあっさりしたスープです。
台湾夜市でおなじみのゴンワンタンですが、特に新竹市のものが美味しいとされています。
ゴンゴンするからゴンワンタン
新竹市の言い伝えによると、ゴンワン(貢丸)の起源はある若者が老親のために作った肉団子とされています。
固い肉を柔らかい肉団子にしてゆでることで、歯や胃腸が弱った方でも食べやすくなります。タルタルステーキやチタタプなどもそんな感じですね。
フードプロセッサーがなかった時代は、小さく切った肉を木の棒でゴンゴン叩きつぶして肉団子を作っていました。
そう、ゴンゴン叩くから「ゴンワン」なんですねー。これマジ。
ゴンワンタン(貢丸湯)を作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
〈材料(5~6人分)〉
【ゴンワンの材料】
豚ひき肉または合いびき肉…350g
干ししいたけ(水で戻しておく)…3~4個
玉ねぎ…1/2~1個分
小麦粉…適量
サラダ油…適量
〈A〉
おろししょうが…1かけ分くらい
刻みにんにく…1かけ分
刻みねぎ…大さじ1くらい
料理酒…大さじ1
砂糖…小さじ2
片栗粉またはコーンスターチ…大さじ1
ベーキングパウダー…小さじ1
塩コショウ…適量
【スープの材料】
水…800~1000ml
鶏ガラスープのもと…パッケージに従って
仕上げ用の香味野菜(万能ねぎ・セロリ・パクチーなどを刻んでおく)…お好みで
混ぜ込み用具材の下ごしらえ
粗みじん切りにした玉ねぎの表面に、小麦粉を薄くまぶしておきます。(すいません写真撮り忘れました)
フライパンにやや多めのサラダ油を熱し、玉ねぎを加えて揚げ焼きにしましょう。
玉ねぎを冷ましている間に、干ししいたけとにんにくを粗めのみじん切りにします。
ゴンワンを冷凍保存せずすぐ使う場合は、しいたけの戻し汁をスープに加えるといっそう美味しくなりますよ。
ゴンワンを作る
先程準備した野菜類と豚ひき肉をフードプロセッサーに入れ、〈A〉を加えてよく混ぜます。
全体に粘りがでて満遍なく混ざったら、ミートボール大に丸めましょう。
鍋にたっぷりのお湯をわかし、ゴンワンを入れて12~14分ほどゆでます。
火加減を調節しながら、湯温を80℃前後に保つのがコツです。
時間になったら火を止め、ゴンワンを氷水にとって冷やします。
全体がしっかり冷えたら、水気を切ります。
スープを作る
冷凍しておいたゴンワンを使う場合は、事前に解凍しておくと調理時間を短縮できます。
鍋に水と鶏ガラスープの素を入れて火にかけ、沸騰したらゴンワンを加えましょう。
ゴンワンにしっかり火が通ったら、仕上げの香味野菜を散らして完成です。
ゴンワンタン(貢丸湯)実食!
ゴンワンしか入っていないように見えますが、底のほうにねぎが沈んでおります。
とりあえずゴンワンをかじってみます。
しょうがをきかせたぷりぷりふわふわのゴンワンとあっさり上品スープのコンビネーション、なんて安心できるお味なのでしょう。
「いかにも中華!」な香辛料(八角とか)は使っていないので、エスニック料理に慣れていない人も安心して食べられます。
なおゴンワンタンを主役にしたいときはゴンワンの量を多めに、メイン料理の引き立て役にしたいときはゴンワンを少し控えめにするとよいでしょう。
食べごたえ重視の方や食物繊維をたっぷり摂りたい方は、スープにもやしを加えてもいいですね。
さいごに
自分でゴンワンを作るのが難しい方は、 既製品の肉団子(鶏ベースではなく豚ベースのもの)を使うと簡単にゴンワンタンを作れます。
その際はスープにおろししょうがを加えると、本格的な味に近づきますよ。
〈参考〉