【鶏飯(けいはん)】お役人様のご馳走!?さっぱり美味しい奄美の味
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
突然ですが、ブログ告知用のFacebookページにログインできなくなって困っています。
基本的にログインしたままなんですが何かの拍子にスマホ・PCともログアウトしてしまい、なぜか二段階認証がうまくいかないのです…(どうしてもパスコード送信SMSを受信できない)
どうしようもなくなってFB運営元に本人確認依頼をしたんですが、コロナ騒ぎのせいでスタッフが減ってて手続きがなかなか進まないようです…
(12/3追記)↑解決しました!いやー、一時はどうなるかと思った…
まあそんなことは関係なく時間は過ぎていくわけで、今日もご飯の時間が近づいております。
今回は、トラベルごはん初の奄美飯ですよ!
今日はあっさりしたものが食べたい
何でもいいから、鶏むねを美味しく食べる方法ない?
野菜と肉と炭水化物をいっぺんに摂れるメニューが好き
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
鶏飯(けいはん)とは?
奄美大島の鶏飯(けいはん)は、ご飯の上に細く裂いた鶏肉・錦糸卵・野菜などの具材をのせて鶏だしをかけたものです。
「鶏飯」というフレーズだけ聞くと鶏釜飯とか鶏の炊き込みごはんみたいなのをイメージしますが、これは炊き込みご飯よりも鶏茶漬けに近いでしょうか。
なお、「京阪乗る人おけいはん」とは何の関係もありません。(関西ローカルネタ)
贅沢品だった鶏飯
江戸時代の奄美大島は薩摩藩に支配されており、島の人たちが薩摩藩の役人をもてなし懐柔するために作ったごちそうが鶏飯の原型と言われています。(諸説あり)
もともとは炊き込みご飯に近い料理でしたが、時代が下ると調理法が変化し現在のスタイルに落ち着きました。
当時の奄美大島においてお米は貴重品であり、平民たちは普段毒抜きしたソテツを食べていました。
そんな彼らにとっては、お米はもちろん大切に飼っていた鶏をシメて調理することも大きな負担だったでしょう。
奄美の歴史や食文化については、大河ドラマやブラタモリ奄美編などでも言及されています。
鶏飯を作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
〈材料(4人分)〉
【ゆで鶏・鶏だしつゆ】
鶏むね…1枚
おろししょうが…1かけ分
きざみねぎ…ひとつかみくらい
酒…大さじ1
こしょう…適量
しょうゆ・みりん…適量(好みに合わせて微調整)
【しいたけの甘辛煮】
干ししいたけ(200mlの水でもどしておく)…4~6枚くらい
しょうゆ…大さじ2
砂糖…大さじ1
みりん…大さじ2
【ゆで青菜】
小松菜…1袋
塩…適量
【錦糸卵】
卵…4個
砂糖…小さじ1
サラダ油…適量
【その他もろもろ】
ごはん…茶碗4杯分くらい
トッピング用漬物(※)…適量
※奄美・沖縄のパパイヤ漬けがあればベストですが、北陸のスーパーでは手に入らないので柴漬けを使っています。柴漬けがなければ、奈良漬け・紅ショウガ・たくあんなどでもOKですよー
現地ではごはん・具材・鶏だしが別々の器に盛られ、自分で好きなものを好きなだけのせて食べるスタイルが多いようです。
が、今回は最初からごはん・具材・鶏だしをひとつの器に盛り付けます。理由?洗い物減らしたいからです。
しいたけの甘辛煮
もどした干ししいたけの石づきを取って細く切り、戻し汁・しょうゆ・みりんとともに小鍋に入れて火にかけます。
煮汁が少なくなったら火を止め、しばらく放置して味をしみこませます。
ゆで鶏と鶏だし露を作る
鍋に適量の水をわかし、沸騰したら観音開きにした鶏むねと酒・おろししょうが・きざみねぎを入れて5~6分ゆでます。
鶏皮を取り外すかどうかはお好みでどうぞ!
鶏肉の中まで火が通ったら火を止め、しばらく放置して冷まします。
粗熱がとれたら鶏を取り出し(正直に言いますダジャレです)、細く裂きます。
残ったゆで汁に適量のしょうゆとみりんを加えて、好みの味に調えます。
他の具材を作る
ゆで青菜
小松菜はさっと塩ゆでにし、よく絞って食べやすいサイズに切ります。
錦糸卵
砂糖を加えてよく溶いた卵で薄焼き卵を作り、薄焼き卵を細切りにして錦糸卵にします。(味の変化をつけるために、卵を甘めにしています)
後半の写真が少ないのは、腹っぺらし3歳児が足元にまとわりついてどうにもならなくなったためです…
鶏飯実食!
あたたかいご飯と具材を彩りよく盛り付け、その上から鶏だしつゆをかけます。
仕上げに柴漬けをトッピングして完成!
見た目はちょっとビビンバっぽいのですが、味は鶏肉飯をさらにさっぱりさせたような感じです。
けっこう多めに盛り付けたものの、脂分が少なく上品な鶏だしのおかげでペロッと食べることができます。
ところどころで柴漬けがアクセントになるので、食べ進めても飽きません。
これなら、食欲あんまりないときでも抵抗なく食べられそうですね。
さいごに
鶏飯はしばしば「夏バテにいい料理」として紹介されますが、量や具材を調節すれば風邪ひき中の栄養補給にも使えそうです。
ほぼそのへんのスーパーで買える材料で作れますが、一から作る元気がないときは和風鶏だしの素やサラダチキン(プレーン味)などを活用してもいいでしょう。