【閲覧注意⁉︎】ベトナムの美味しーいアヒル卵「ホビロン」
皆さんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
先日市内某所でベトナム食材店を見つけ、気づいたときには大量のフォーや調味料とともに「ホビロン(ホットヴィットロン)」をふたつ購入していました。
日本国内で食べる機会は多分ないだろうと思ってたウルトラスーパーインパクトフードに、うちの近くで出会ってしまったのです…
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください!
そもそもホビロンとは
ホビロン(hột vịt lộn)は、ベトナムなどで食べられているアヒルの卵です。
…といっても目玉焼きなどにするような卵ではなく孵化直前の卵をゆでたり蒸したりしたもので、殻を割るとできかけのヒヨコさんが現れます。
日本では「怖い」だの「グロい」だの散々な言われようですが、現地では妊婦さんや子どもにも好まれる栄養満点フードです。
フィリピンではバロット、中国では毛蛋などと呼ばれています。
なお、我々夫婦がホビロンの存在を知ったきっかけは、「探偵!ナイトスクープ」でした。(2019/3/1放送分)
ホビロンを準備する
お店の人に教わったとおり、15~20分くらいゆでます。
〈ご注意〉
アヒルの卵は鶏卵よりも雑菌が増えやすいので、自宅で食べる場合はしっかりゆでることをおすすめします。
ホビロンをゆでる間に、ベトナムコリアンダーをよく洗って葉をちぎっておきましょう。
器に敷いたベトナムコリアンダーの上に、ゆであがったホビロンを置きます。
もしお持ちであれば、エッグスタンドを使うととよいでしょう。
いざ、ホビロン実食!
ホビロンの食べ方は国によって異なるようですが、ここではベトナム方式を採用します。
まずはスープ部分を味わう
スプーンなどを使って、丸いほうの端を少し割ります。
卵部分から漂うただならぬ雰囲気をスルーしつつ、まずスープ部分を味わいましょう。
卵の風味が強く、茶わん蒸しのように上品なチキンスープを楽しめます。チキンではありませんが…
なお、ベトナムコリアンダーは普通のパクチーにピリッとした辛味を足したような味でした。
いよいよ中身とご対面
スープ部分を味わいつくしたら本体を器に開け、レモン汁や塩コショウで味を調えます。
ホビロンの全貌を自分で確かめたい方や肝試ししたい方は、以下のリンクをクリックしましょう。
上記に該当しない方は、しばらく文章のみでお楽しみください。
このとおり半分はヒヨコさん、もう半分は血管に覆われたゆで卵です。
ヒヨコさんと目が合って一瞬ドキッとしたものの、京都・伏見稲荷でスズメの丸焼きを食したこともあるので大丈夫です。
とりあえず、卵の黄身部分を食べてみましょう。
普通のゆで卵に近い味です。問題ありません。
では、ヒヨコさんに感謝しつつ肝心な部分を食します。
…これは、美味い!
見た目のグロテスクさに反して、先ほどのスープに劣らず上品な味わいです。
離乳食レベルのホニャンとした歯ざわりで、ささやかな心理的抵抗も一気に吹っ飛びます。おかわり、ください。
羽毛の感触がわずかにあったものの、無視できるレベルだったのでスルーしました。
アヒルの成長具合によっては、かなり固い羽毛があるかもしれません。
気になる場合は、無理に飲み込まずに吐き出しましょう。
残りの白身を食べる
興奮冷めやらぬうちに、最後に残った白身をいただきます。
うゎ、かたい!
まるでラバーダック(お風呂でおなじみのアヒルさん)でもかじっているような、グンニョオ~ッとした歯ごたえです!
残すともったいないので全部食べましたが、歯が疲れました。
喉に詰めると大変なので、ご高齢の方や小さなお子様などは無理しないでください…
まとめ
見た目のおかげでかなり好き嫌いが分かれるホビロンですが、食べてみるとなんとも美味です。
夫も美味しい美味しいと食べていたので、またホビロンを買う機会があったらそこそこの確率でリピートするでしょう。
↓今回ホビロンを購入したお店のHPです。
また、本文でちらっと触れたスズメの焼き鳥はこんな感じです。これまた美味しいです。