超時短!沖縄のインスタント味噌汁・かちゅー湯【追記レポあり】
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
今回は、ゴーヤチャンプル編の続きのようなものです。
キッチン以外のところで好き勝手やってる日は、キッチンで好き勝手する余裕がなくなることもあります。好き勝手しないという選択肢はありません。
そんなときでも、とりあえずかちゅー湯を作ってしまえばだいたい何とかなります。
台所をあずかる人が体調不良になってしまったときや、お財布も冷蔵庫もほぼカラッポになってしまったときも、きっとかちゅー湯が救ってくれることでしょう...
料理作るのめんどくさ...
冷蔵庫も野菜室もなーんもない!どうしよう…
でも今から買い物行くのもめんどくさ…
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
かちゅー湯とは?
「かちゅー湯」は、沖縄方言で「かつお湯(かつおスープ)」を意味します。
沖縄には家庭の数ほどかちゅー湯のレシピがあり、その日の気分や体調によって具材を変えることもしばしばです。ここらへん、前回と似ていますね。
かちゅー湯には必ずかつおぶしを加えますが、だしがらとして捨てずに具として食べてしまいましょう。
【シーン別!おすすめ具材例】
・風邪の引きかけや冷えが気になるときは...梅干し、しょうがなど
・スタミナをつけたいときは...にんにくなど
・食物繊維を摂りたいときは...海藻類、糸寒天など
・満腹感を得たいときは...卵、麩など
・食材のストックが少ないときは...とりあえずあるもの入れちゃえ
かちゅー湯を作ってみよう
〈材料(味噌汁椀1杯分)〉
味噌…大さじ1
かつおぶし…1パック(またはひとつかみ)
好みの具材
・おろししょうが
・きざみねぎ
・梅干し(梅肉でも可)
・とろろ昆布
・にんにく
・海藻類(わかめ、あおさ、もずくなど)
・糸寒天 など
味噌汁椀に材料を入れる
味噌汁椀に好みの具材を入れます。
味噌の量は、好みで加減しましょう。
お湯を注ぐ
お椀にお湯を注ぎ、全体を混ぜて完成です。
かちゅー湯実食!
お湯を注いで数分おいてから食べると、かつおぶしの上品なうま味が感じられます。(食べるタイミングが早すぎると薄味です!)
顆粒だしベースの味噌汁に慣れていると、最初は少し物足りなく感じるかもしれません。
しかし、二口三口と味わっていくうちに素材本来のソフトな美味しさに気づくでしょう。
【アレンジ版】にんにく入り味噌玉
レシピコーナーが短すぎてちょっと物足りないので、次の日に別アレンジをしてみました。
今回は、しょうがの代わりにみじん切りにんにく(小さめの1かけ分)を加えます。
全体を軽くなじませてラップできゅっと丸めると、最近流行りの味噌玉になります。
気になるお味ですが、にんにく風味と味噌の塩気が合わさって前回よりもかなり満足感高めな仕上がりです。なんなら、ごま油などを少し練り込んでも美味しいかもしれません。
ただしにんにくをダイレクトに食べることになるため、午後一番に人と会う予定がある方はご注意ください。
さいごに
沖縄の伝統食・かちゅー湯は、かつおぶしと味噌と好きな具材を混ぜてお湯を注ぐだけの超簡単味噌汁です。
食べる人の好みや体調に合わせて自由にアレンジでき、時間がないときでもサッと作れるかちゅー湯は、究極のインスタント食品と言っても過言ではないでしょう。
さらなる時短を目指したい方には、たくさん作って冷凍しておける味噌玉かちゅー湯もおすすめです。
【追記】宗田節入り荒ぶしで作ってみた!
沖縄では、本土でおなじみの枯節(カビつけ・熟成したもの)よりも荒節(カビつけしていないもの)や裸節(荒節の表面を削ったもの)が好まれます。
そこで、より本場らしい味を楽しむべく厚削りの荒節をかちゅー湯にしてみました。
いつものかちゅー湯(お徳用かつおパック入り)と比べて「サカナ感」が強く、少しふやけた厚削りをガシガシ噛みしめるのも楽しいです。
厚削りそのものが結構ボリューミーなうえ、よーーく噛むことで高い満足感を得られます。
頻繁にかちゅー湯を作るなら、いつものかつおぶしと別に厚削りを常備しておくといいかもしれませんね。