【ソーミンチャンプルー】ばち麺(うどんの切れ端)で作ってみた
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
ずいぶん前に、ゴーヤチャンプルーを作りました。
しばらくしてまたゴーヤチャンプルーを食べたくなりましたが、今はゴーヤのシーズンではございません。無理やり探して買っても、高くつくと思います。
そういうわけで、今回はゴーヤではなく乾麺でソーミンチャンプルーを作ります。
大量のそうめん、どうやって食べようか…
野菜も摂れるそうめん料理希望!
買い物行くのめんどくさい!家にあるものでパパっと作っちゃえ
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ソーミンチャンプルーとは?
ソーミンチャンプルー(そうめんチャンプルー)は、そうめんと香味野菜などを炒めた沖縄の家庭料理です。
ソーミンチャンプルはチャンプルーではない!?
そもそも、「チャンプルー」は「ちゃんぽん(まぜこぜ)」を意味する言葉です。
チャンプルーと呼ばれる料理の定義はさまざまですが、沖縄には「豆腐入りの炒め物をチャンプルーと呼ぶ」とする意見があります。
この意見に沿って考えると、豆腐なしで作るソーミンチャンプルーはチャンプルーではなくなってしまいます。
ソーミンチャンプルーを認めない派の意見に準拠した場合、今回作る料理はソーミンタシヤーとなります。
タシヤーはもともと「炒める」を意味する言葉であり、「●●タシヤー」はごはん・麺などの炭水化物系食材と1~2種類程度の具材を炒めた料理を指します。
台風で買い物に行けないときや急な来客のときに、少ない材料でパパっと美味しいものを作るための知恵だったようですよ。
まぁ、ややこしいのでこの記事ではソーミンチャンプルーと呼びます。
「ソーミンタシヤー」より「ソーミンチャンプルー」のほうが検索されやすいようですし。
余談ですが、そうめんのゆで時間を長くすると「ソーミンプットゥルー(とろとろのそうめん)」になります。
ソーミンチャンプルーを作ってみよう
〈材料(4人分)〉
そうめん…200g(4束分)
→細めのうどんなどでもOK
にら…1束
にんじん…1/2本
ランチョンミート、プレスハム、ツナなど…150~200gくらい
→スパムなら約1/2缶、ツナ缶なら1缶
ごま油…適量
サラダ油(麺にからめる分)…適量
顆粒だし…適量
しょうゆ…適量
こしょう…適量
かつおぶし…適量(ひとつかみ、または個包装1~2袋くらい)
今回は、富山名物・氷見うどんのばち麺(麺を干したときにできる切れ端)を使います。
そうめんちゃうやん!というツッコミが聞こえてきそうですが、細めのうどんでもたぶんいけます。小麦ベースの麺ならだいたいいけるでしょう。
そして、ランチョンミート成分は「岐阜県の宝」こと明宝ハムです。分類上はソーセージですが、まあ細かいことはおいといて。
沖縄料理なのに北陸&中部感がすごいですが、これも食文化のチャンプルーってことで。
具材の下ごしらえ
にんじんはスライサー(あればしりしり器)で細切りに、にらとミートは食べやすい長さに切っておきます。
しりしり器については、もう少し先の記事で詳しく触れるつもりです。
麺をゆでる
麺を固めにゆで、流水にさらしながらよく洗います。
ぬめりが取れたら、しっかり水気を切りましょう。
しっかり水気を切ったら、サラダ油を麺にからめます。ごま油をからめてもいいですが、炒めるときにもごま油を使うのでくどくなるかも?まぁそのへんはお好みで。
この工程を省くと、後でそうめんがひとかたまりにくっつきます…
炒める
フライパンにごま油をひいて熱し、まずランチョンミートとにんじんを炒めます。
にんじんが少ししんなりしてきたら、にらを加えてさっと混ぜます。
にらの太い部分が軽くしんなりしてきたらすぐに麺を加え、顆粒だし・しょうゆ・こしょうで味を調えます。
味が決まったら、かつおぶしを加えて火を止めます。
ソーミンチャンプルー実食!
これ一品で主食になる多さです。
ごはんなどのおかずにしたい場合は、もう少し少なめに作るとよいでしょう。
ばち麺を使っているので普通の麺のようにツルツル食べることは難しいものの、明宝ハムの絶妙な塩気とかつおぶしの風味がなんとも美味です。これぞ家庭の味!
辛いのが好きな方には、コーレーグース(島唐辛子の泡盛漬け)や七味などをかけて食べるのもおすすめです。
そうそう、ソーミンチャンプルーはどうしても油分が多くなるのでなるべく新鮮かつ上質な油の使用をおすすめします。
酸化した油をたくさん入れると、胃もたれリスクが上がるのでご注意ください。
さいごに
今回使用したそうめんを乾燥中華麺に変えると、「しなそばチャンプルー」になるようです。
レシピサイトを検索すると、日本そばを使ったそばチャンプルーのレシピがいくつか見つかりました。(2020年12月現在)
家庭料理は何でもありなので、パスタチャンプルーやらマカロニチャンプルーなんかもいいかもしれませんね。
【参考】