【皮くじらの粕汁】生食が苦手な人にもおすすめ!播州姫路の味
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
先日、とあるスーパーでくじら肉を入手しました。
以前竜田揚げを作ったときは赤身肉を使いましたが、今回は皮部分なので違う料理にしましょう。
冷蔵庫には酒粕の余りがあるので、姫路風の皮くじら粕汁にいたします。
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
皮くじらの粕汁とは?
播州地域の郷土料理である皮くじらの粕汁は、くじらの本皮と野菜などの具材を使用します。
これは生食用とのことでしたが、わたしにはちょっと脂っぽすぎて2きれしか食べられませんでした…
それに大人2人で食べきるにはちょっと多すぎたため(子どもたちは興味を示さず)、翌日火を通して食べることに。
アレを見れば、くじらの年齢がわかる
もしあなたがくじらの年齢を知りたくなった場合、彼(彼女)の体から出てくるあるモノを見ることが一番の方法です。(突然のG●ogle翻訳風文章)
くじらの耳の穴は閉じているため、耳垢は自然に排出されることなくどんどんたまり続けます。
そして、しまいにはでっかいかつおぶし(削る前)や木切れのような形になります。
種類や年齢によって差はあると思いますが、あるくじらの耳垢は長さ0.5m・重さ1㎏くらいだったとのこと…
で、この耳垢を切ってみると年輪状の断面が現れます。
耳垢の成長ペースつまり新陳代謝の速度は季節によって変わるため、「短期間で一気に成長したところ」と「少しずつしか成長していないところ」が交互に現れて年輪ができるのです。
この年輪の本数を数えることで、耳垢がたまり始めてから経過した年数つまり年齢がわかります。
同じ理由で、歯くじらの歯の内部にできる年輪で年齢を知ることも可能です。(くじらの歯は一生生え変わりません)
皮くじらの粕汁を作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
〈材料(4人分)〉
くじらの皮…100~120g
その他の具材
・大根…10㎝くらい
・にんじん…1/2本
・こんにゃく…1/2枚
・きざみ揚げ…1/2袋
・きざみねぎ…適量
顆粒だし…小さじ1.5くらい
水…700ml
おろししょうが…1かけ分
料理酒…適量 ※練り粕を使う場合は不要
酒粕…80~120g
しょうゆ…大さじ2
材料の下ごしらえ
鍋に湯をわかし、くじらを入れてさっとゆでます。
鍋の中身をざるにあけ、冷水でしめます。
他の具材も、食べやすいサイズに切っておきましょう。
材料を煮る
きざみねぎ以外の具材をすべて鍋に入れ、水・顆粒だし・おろししょうがを加えて煮ます。
具材を煮ている間に、酒粕を細かくちぎって耐熱容器に入れます。
料理酒をまわしかけて全体にいきわたらせたら、ふた(ラップ)をしてレンジへ。
様子を見ながら2分~2分半くらい加熱し、ペースト状になるよう練ります。
味を調える
野菜に火が通ったら火を止め、酒粕を加えて混ぜます。
酒粕が全体にいきわたったらしょうゆで味を調え、きざみねぎを加えて完成です。
もしぬるくなってしまった場合は、食べる前に軽くあたためなおしましょう。
皮くじらの粕汁実食!
ふつうの酒粕入り豚汁と似た雰囲気ですねー
しょうがを加えたおかげかくじら特有の臭みはほとんど気にならず、淡泊かつほのかな甘みが感じられます。
あと、もたっとした脂っぽさも消えて食べやすくなっています。
生の皮くじらが苦手な人でも、これならいけるでしょう。
今回のはかなり濃厚な仕上がりですが、どろどろの粕汁が苦手な場合は酒粕の量を調整してくださいね。
さいごに
今回はスライス済みの皮くじらを買いましたが、ブロックタイプの皮くじらを使う場合は半解凍状態で切ることをおすすめします。
冷凍されていない状態で切ると、ブニョブニョベタベタして扱いづらいそうです…。
あと、練り粕を使う場合はしっかり温めなおしてから食べることをおすすめします。
レンジで加熱する工程をすっ飛ばすと、アルコールが残りやすくなるためです。
今日はもう運転しないし酔っぱらってもいいぞ!という場合は、そんなに気にしなくてもいいかな?
【参考】