【鶏ちゃんその2】滋賀の「とりやさいみそ」で、岐阜の鶏ちゃんを作ってみた
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
岐阜某所のスーパーで、ひね鶏を手に入れました。
岐阜+ひね鶏といえば…そう、鶏ちゃん!
使いかけのキャベツと玉ねぎが冷蔵庫に眠っているので、今晩は鶏ちゃんにしましょう。
とりやさいみそのアレンジレシピを知りたい
野菜と肉をいっぺんにとれるメインディッシュ希望
ちょっと固そうな鶏肉、美味しく食べる方法ありませんか?
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
鶏ちゃんは 味噌が決め手の 岐阜料理
岐阜県の郷土料理である鶏ちゃん(けいちゃん)は、鶏肉と野菜に味噌などで味をつけて炒めたものです。
岐阜県内のスーパーでは、パック入りの鶏ちゃんや鶏ちゃん用味噌だれがたくさん売られています。
しかし、味噌ベースの調味料があれば鶏ちゃん専用だれナシでも簡単に鶏ちゃんっぽい炒め物を作れます。味噌味の焼き肉のたれとか、田楽味噌の余ったやつとかね。
「とり野菜みそ」と「とりやさいみそ」
せっかく鶏ちゃんを作るなら、冷蔵庫にある「とりやさいみそ」を使ってみようじゃありませんか。
パッケージの説明によると…
賤ケ岳の戦いで柴田勝家軍を破った秀吉軍の活力の源は、現地の村人から献上されたスタミナたっぷり味噌鍋でした。
この味噌鍋こそが、とりやさいみその起源であるとのことです。
石川県では「とり野菜みそ」が有名ですが、「とり野菜みそ」と「とりやさいみそ」は似て非なるものでございます。
石川のとり野菜みそは、北前船の廻船問屋「まつや」の当主が船乗りたちのために開発した味噌が起源とされています。
長い航海中は新鮮な野菜類が手に入りにくく、そのために健康を損ねる船乗りが少なくありませんでした。大航海時代のヨーロッパでも、同様の問題が起こっていました。
そこで当主がみずから味噌を調合し、その味噌でたっぷりの野菜・肉・魚を煮込んだ鍋料理を船乗りたちに振る舞うと、皆からたいそう喜ばれたのだとか…
名前や来歴こそ異なるものの、美味しくて疲労回復・栄養補給にぴったりという点では同じですね。
とりやさいみそで鶏ちゃんを作ってみよう
とりやさいみそを使う点以外は過去記事とほぼ同じなので、わざわざ写真付きで手順を載せる必要はないかもしれません。
しかしこの記事から読み始める方もいらっしゃるかもしれませんし、いつも通りの構成にしないと何となく落ち着かないので、やっぱり載せます。面倒な方はすっ飛ばしてね!
〈材料(4人分くらい)〉
ひね鶏…300~400g ※好きな部位でOK!
キャベツ…1/4個くらい
玉ねぎ…1/2~1個
サラダ油…適量
白ごま…大さじ1くらい
とりやさいみそ…大さじ3くらい
下ごしらえ
鶏肉を食べやすいサイズに切り、とりやさいみそをなじませて30分ほどおきます。
下味をつけている間に、キャベツと玉ねぎを切っておきます。
野菜を炒める
フライパンにサラダ油をひいて熱し、玉ねぎを炒めます。
玉ねぎがしんなりしたらキャベツを加え、さらに炒めます。
鶏肉を炒める
キャベツが少ししんなりしたらフライパンから一旦取り出し、フライパンに鶏肉を入れて炒めます。
鶏肉に火が通ったら野菜をフライパンに戻し、さらに白ごまを加えて均等に混ぜます。
とりやさいみそ鶏ちゃん実食!
やや甘めの白みそ味にほどよく唐辛子やにんにくが加わって、他の調味料なしでもしっかり味がきまっています。さすがとりやさいみそ。
おかげで、ごはんが進むこと進むこと。食べすぎ注意です!
そうそう、ひね鶏はなるべく小さめに切ることをおすすめします。
いつも使ってる鶏肉と同じサイズに切ったら、噛むのにちょっと苦労しました。でも味はよかったです。
さいごに
これは…石川のとり野菜みそで鶏ちゃんを作って、比べてみるしかないですね。
「ふつうにトリヤサイ鍋で比べろや」というお声もあるかもしれませんが、すでに多くの方がトリヤサイ鍋の食べ比べを実践されています。
なので、ウチではあえて鶏ちゃんで比べてみようと思います。
滋賀なんだか石川なんだか岐阜なんだか、もうワヤやわぁ…
既存の鶏ちゃん記事が東海カテゴリなので、同一カテゴリにまとめています。
【参考】