【山梨】体の中からじんわり温まる…野菜たっぷりほうとう
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
先日、とある農産物直売所ででっかいかぼちゃを買いました。(アキオカ家の大人は、なにかと理由をつけて直売所に行きたがります)
で、用事で山梨に出かけたついでにほうとう麺を入手してきました。
今日はあったかい煮込みうどんが食べたい
簡単で美味しくて野菜をたくさん摂れるメニューを希望
半端に余った野菜がいっぱいあって…
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ほうとうとは?
甲州を代表する郷土料理・ほうとうは、小麦粉などで作った太めの麺(ほうとう)と野菜・肉などを味噌で煮込んだ料理です。
ほうとうの起源については諸説ありますが、仏教伝来以降に中国から製法が伝えられたとも言われています。
この説が正しいとすれば、↓コレはほうとうの仲間ということになりますね。
このほか、武田信玄公が宝刀で麺を切ったから「ほうとう」になったとする説もあります。想像は自由だ!
養蚕文化とほうとうの関係 ①桑畑の有効利用
甲州は山がちなため稲作が難しく、多くの人が稲作の代わりに養蚕で生計を立てていました。
人々は桑を収穫した後の畑で小麦を作り、その粉で作った麺を日常的に食べていたのです。
養蚕文化とほうとうの関係 ②簡単調理で奥さんも大助かり!
養蚕においては女性の活躍が欠かせないため、養蚕農家の奥さんたちはゆっくり食事を作る余裕がありませんでした。
ほうとうは普通のうどんのように生地を寝かせる必要がなく、おまけに下ゆでもいらないため、忙しい共働き家庭にもってこいの食材だったのです。
ここらへん、群馬のおっきりこみと同じですね。
ほうとうを作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
〈材料(4人分)〉
生のほうとう麺…500g
※ほうとう麺がない場合は、太めの生うどんや冷凍うどんで代用可
だし汁(または水+顆粒だし)…2000ml
みそ…適量
お好みの具材…好きなだけ
・野菜…かぼちゃ、白菜、長ネギ、根菜類(人参・大根・じゃがいも・里芋など)、きのこ類 ほか
・肉類…鶏肉、豚薄切り肉
・その他…きざみ油揚げ、かまぼこ ほか
水溶き片栗粉…適量(普通のうどんなどで代用する場合のみ)
材料を切る
野菜類(かぼちゃ・人参・じゃがいも・しいたけ・長ネギ・スナップエンドウ)を食べやすいサイズに切っておきます。
野菜以外の具材も、食べやすく切っておきましょう。
根菜類を煮る
大きめの鍋にだし汁を入れ、根菜類を加えて煮ます。
ほうとうとその他の野菜を煮る
根菜類がやわらかくなってきたら、ほかの具材を加えます。
ほうとうをほぐしながら加え、やわらかくなるまで煮ます。
みそを少しずつ加えながら味を見て、味が決まれば完成です。
普通のうどんで代用する場合は水溶き片栗粉でつゆにとろみを加え、最後にうどん(必要であれば下ゆで・解凍しておく)を加えましょう。
ほうとう実食!
おたまだけでは盛り付けにくいので、トングなどを併用して盛り付けましょう。
まずは、ほうとう麺をいただきます。
みその風味と野菜の甘みの後に、小麦の風味としっかりもちもちな歯ごたえが感じられます。10分くらい煮込みましたが、強いコシが保たれてますね。
舌でつぶせる程度にやわらかくなったかぼちゃもまた、ほうとうの主役です。
赤ちゃんがいるご家庭なら、味噌を入れる前にかぼちゃや根菜類を少し取り分けて離乳食にしてもいいですね。
かぼちゃと根菜で満足感を味わえるのもほうとうの魅力ですね、ごちそうさまです!…あ、まだ食べるんですが息子たちよ。はいはい、かぼちゃまみれになりながらどんどんお食べ。
さいごに
山梨~埼玉~群馬あたりには大規模な煮込みうどん文化圏(勝手に命名)がありまして…
ほうとうのような幅の広い小麦麺と季節の野菜類(ただしかぼちゃは抜き)を煮込むと、「煮ぼうとう」または「おっきりこみ」っぽい料理になります。
また機会があれば、煮ぼうとうやおっきりこみにも挑戦するつもりです。
【参考】