【おだまき蒸し風茶碗蒸し】大阪のうどん入り茶碗蒸しを「ばち麺」で
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
氷見うどんのばち麺の残り、どうやって使ったものか…
…しばらく近畿編やってへんかったし、おだまき蒸し作ったらええやんか!
というわけで、今回は大阪発メニュー・おだまき蒸しでございます。
関西風のやさしーい味が食べたいわぁ
変わり種の茶碗蒸しを食べてみたい
体調悪くても食べやすいものを…
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
おだまき蒸しとは?
大阪の郷土料理であるおだまき蒸し(小田巻蒸し、または苧環蒸し)は、うどんが入った茶碗蒸しです。
おいしくてお腹もふくれるおだまき蒸しは、大阪らしく合理的なメニューと言えますね。
なんで「おだまき」?
おだまき蒸しの起源は、大阪・船場の商人たちがハレの日に作ったごちそうと言われています。
「おだまき」という名前の由来は、器の底に入れたうどんを麻の糸玉「苧環(おだまき)」に見立てたためと言われています。(「小田巻」は後世の当て字)
苧環は「契り」「長寿」「織物・裁縫の上達祈願」を表す縁起物でもあったため、おだまき蒸しはお祝いの席にぴったりでした。今でも、女性の着物に糸巻き文様があしらわれることがありますね。
じゃあ短いばち麺なんか使ったらおだまきちゃうやん!という声が聞こえてきそうですが、まあそのへんはスルーで。
おだまき蒸しを作ってみよう
今回は、こちらのレシピを参考にしています。
〈材料(4人分)〉
卵…3個
ばち麺(ゆでた後の分量)…150gくらい
鶏もも肉…1かたまり
塩(下味用)…ひとつまみ
干ししいたけ…4個(450mlのぬるま湯でもどしておく)
かまぼこ…1/2本
三つ葉…1/3束
ぎんなん…
★顆粒だし…小さじ1弱
★しょうゆ…大さじ1
★塩…ひとつまみ(顆粒だしを使う場合は省略可)
具材の下ごしらえ
鶏もも肉は食べやすいサイズに切り、塩をもみこんで下味をつけておきます。
ぎんなんの殻をむき、5分ゆでてから薄皮をむいておきます。
かまぼこと三つ葉も、食べやすいサイズに切っておきましょう。(もう半分のかまぼこは味噌汁に入りました)
卵とだし汁を混ぜる
卵をよくといておきます。
しいたけのもどし汁と★を加えて、さらに混ぜます。
こし網やみそこしなどでこすと、よりキレイな仕上がりになりますよ。
ばち麺をゆでる
パッケージの表記通りにばち麺をゆで、水気をきっておきます。
器に具材を入れて蒸す
耐熱器の底にばち麺を入れ、その上に他の具材を入れていきます。
その上から卵液を流し入れます。
アルミホイルをぴっちりとかぶせたら…
鍋に適量の水を入れて火にかけ、沸騰したら器を入れて2~3分強火で蒸します。
器の大きさと中身の量に合わせて、弱火で15~20分ほど蒸します。
器を傾けてみて澄んだつゆだけが流れたら、蒸し上がりのサインですよ。
おだまき蒸し実食!
さあ完成です!
どれどれ、さっそく箸を入れてみましょう。
関西人なわたくし、関西風の淡泊&上品な味を口にするとホッとします。
具材それぞれの風味もさることながら、うどんのおかげでいい感じにお腹にたまりますね。ハレの日だけでなく、病中病後にも食べたい味です。
さいごに
干ししいたけをもどすとき、ボウルの表面に浮かせるよりチャック付き袋に入れて空気を抜くほうが効率よく戻せることに気づきました。(下ごしらえ写真参照)
ただ浮かせるだけだったら片面ずつしか水に浸かりませんが、袋に入れれば両面同時に水漬けにできます。
しかも、キッチンの隅に置いといてうっかりこぼす心配もありません。(私だけか?)
あ、デキる料理人や主婦(夫)のみなさんはとっくに気付いてらっしゃるかも…
だとしたらここでドヤ顔で言うのはむしろ恥ずかしいかも…
まあええか!
【参考】