【純喫茶風ナポリタン】炒めケチャップが決め手の昭和レトロメニュー
みなさんこんにちは、しょっちゅうキッチンで好き勝手やってるアキオカ アヤカです。
今日の夕飯は、長男からのリクエストでパスタでございます。
ここのところわりとひねった(?)メニューが続きましたが、今回はみんな知ってるナポリタンですよ!
レトロなレシピを探してます
家にあるものでちゃちゃっとランチorディナーできんかな?
野菜を適度に入れつつ、子どもが喜ぶ一皿を!
上記に当てはまる方もそうでない方も、ぜひお立ち寄りください。
ナポリタンとは?
ナポリタンは、スパゲティと玉ねぎ・ピーマン・ウインナー(またはベーコン)などの具材をケチャップで炒めた料理です。
第二次大戦後、食糧難を解消するためにアメリカから大量の小麦が輸入されました。
この小麦を使ってパスタの国内生産が始まり、パスタの一種・スパゲティの販促用メニューとして現在のナポリタンが生まれたのです。
※戦前の日本にも「ナポリ風」や「イタリアン」などと名付けられた麺料理は存在しましたが、現在のナポリタンとは調理法が異なりました。
ナポリにはナポリタンがない!?
イタリアでは、パスタ料理にケチャップを使うことはほとんどありません。トマトソースはよく使うんですがね。
また、いったんゆでたパスタをまた炒める調理法もございません。
にもかかわらず日本でナポリタンが発展した背景には、アメリカが深くかかわっています。
日本版ナポリタンが発展するまでのあらすじは、次の通りです。
アメリカに移住したイタリア系移民が、アメリカ大陸にパスタをもたらす
↓
パスタがアメリカの食文化に取り入れられ、スパゲティとケチャップを組み合わせた「スパゲティ・ウィズ・ミートボール(ルパンでおなじみのアレ)」が登場
↓
戦後、GHQによってパスタとケチャップを組み合わせた調理法が日本にもたらされる
↓
中世ナポリで屋台メシとして親しまれていたトマトソースがけパスタをヒントに、「ナポリタン」と命名される(諸説あり)
ナポリのパスタ料理と日本のナポリタンはずいぶん違いますが、みんなに好かれるメニューという意味では共通してますね。(いいまとめ方が思いつきませんでしたすいません)
純喫茶風ナポリタンを作ってみよう
〈材料(3人分)〉
スパゲティ…300g
塩(パスタを茹でる用)…大さじ1くらい
玉ねぎ…1/2~1個
ピーマン…3~4個
(好みで適量のマッシュルーム水煮を加えてもOK)
ウインナー…10本くらい ※ベーコンでも可
ケチャップ…大さじ6
ウスターソース…大さじ2
塩コショウ…適量
バター…大さじ2
サラダ油…適量
粉チーズ(トッピング用)…適量
具材の下ごしらえ
玉ねぎとピーマンは薄切りに、ウインナーは一口大に切ります。
ここではピーマンを横方向に切っていますが(子どもの食べやすさ重視)、しゃっきり感を重視する場合は縦切りがおすすめです。
スパゲティをゆでておく
鍋に湯を沸かし、沸騰したら塩とスパゲティを加えてゆでます。
ゆであがったらザルにあけて水気をしっかり切り、サラダ油(分量外)を全体になじませておきます。
時間があれば、この状態でしばらく冷蔵庫に入れておきましょう。
具材を炒める
フライパンにサラダ油をひいて熱し、野菜類を炒めます。
野菜が少ししんなりしてきたら、ウインナーを加えてさらに軽く炒めます。
具材を炒め終わったら、いったんフライパンからよけておきましょう。
ケチャップを炒める
具材を炒めたあとのフライパンを再び火にかけ、ケチャップ・ウスターソース・塩コショウを入れてよく混ぜながら炒めます。
しばらく炒めると酸っぱい香りが消え、甘くてコクのあるナポリタンらしい香りが漂ってきます。
ケチャップの水分がとんで、少しもったりしたテクスチャーになってますねー
具材とスパゲティを炒める
フライパンに具材を入れて全体にケチャップをからめ、その後でスパゲティを加えてさらにケチャップをからめます。
火を止めてバターを加え、全体にからめたら完成です。
ナポリタン実食!
お皿にもりつけて、粉チーズをトッピングしましょう。
ではいただきます。
アルデンテのパスタとは違う「てろん」「へにょん」とした仕上がりですが、これこそが純喫茶風のナポリタンでございます。
ソフト麺みたいな感じ、といえばいいでしょうか。
やや大ぶりにカットしたウインナーとほどよく後を引くケチャップ+バターの甘さのおかげか、子どもたちも喜んで食べていました。これ、あんまりこぼしなさんな…
さいごに
デザートまで純喫茶風にしたい場合は、こちらの記事も併せてごらんくださいませ。
材料さえあれば、どちらもそんなに手間かかりませんよー。
【参考】